下の奈落

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  • ななめに転がったので、あとほんの数センチではるか下の奈落ならくに落ちそうになった。 桜庭一樹『GOSICK 第2巻』より引用
  • 舞台下の奈落ならくは、華やかな舞台から想像もできないほど、寒々しい。 近藤史恵『散りしかたみに』より引用
  • 下の奈落のほうは目で捜しながら、またときには、大声を長引かせて呼びかけながら進んだ。 モーパッサン/榊原晃三訳『モーパッサン怪奇傑作集』より引用
  • お岩をつとめた際には、顔ごしらえを怖がらない弟子がいると、舞台下の奈落でその弟子の前にいきなり現れておどかした。
  • 主として、花道の下の奈落から花道へ役者が登場するための小型の迫りである。
  • 掘割につづくから井戸跡に泥水はよどみ、舞台の下の奈落に流れこむ。 皆川博子『旅芝居殺人事件』より引用
  • その美しい顔は恐怖に凍りつき、視線が合うと、わたしのほうへ手をさしのべ、彼女をおさえつけている衛兵たちと争いながら、下の奈落ならくへ身を投げて、わたしにじゅんじようとした。 バローズ『火星シリーズ03 火星の大元帥カーター』より引用
  • 小百合がぐったり、気を失っているのをよいことにして、薄暗い舞台下の奈落ならくで、頬ずりせんばかりに抱きしめているのは、これぞ余人ではない、小百合にとっては現在父の敵の、斑鳩いかるが喬太郎ではないか。 横溝正史『髑髏検校』より引用
  • エナージーボールを画面下の奈落に落としてしまうとミスとなり、バウスが全滅するとゲームオーバー。
  • しかし、商業ミュージカルの場合、ステージ上は、役者が演じるための空間になり、オーケストラは客席の一部を利用するか、ステージ下の奈落ならくのスペースを使用することになるので、編成人数は圧倒的に少ない。 神永学『コンダクター』より引用
  • それから、あわてず、ゆっくりと、傲慢ごうまんな態度で、窓の手すりをまたぐと、ふり向きもしないで、身体をぴんとたて、梯子の横木に背中をつけ、炎には背中を向け下の奈落のほうには顔を向けて、まるで幽霊のように威厳にみちた態度で、黙って梯子をおりはじめた。 ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』より引用
  • というのも、いつなんどき、断崖のぎざぎざのへりが気まぐれを起こして、森の下をくぐっている自分の足許から崩れ落ち、自分をはるか下の奈落へ放り出すかもしれないからだった。 クイーン/石川年訳『シャム双子殺人事件』より引用
  • 鮎子は片手で胸をおさえ、片手にピストルを振りかざしつつ、必死の形相物凄く楽屋へかけ込んだが、やがてその姿はついと舞台下の奈落ならくへきえた。 横溝正史『双仮面』より引用
  • 公演がない一般の開館日には、舞台や花道、客席などにとどまらず、楽屋、舞台下の奈落、から井戸、花道七三のスッポン、果ては楽屋風呂まで、至る所を見学することが出来るようになっている。