上り

全て 名詞 動詞
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  • もう二十間も行けば向うへ指して上り得られるような所に流されて来た。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 一巻は既に出来上りましたし、二巻を印刷して殆ど出来上っております。 高楠順次郎『東洋文化史における仏教の地位』より引用
  • そこへちょうど上りが来たものだからそれに乗ってここへ来てしまったの。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • 男は著名な会社に務めて地位も上り、今も独身でゐるといふ噂であつた。 坂口安吾『老嫗面』より引用
  • そこを上りきったところまで行くと軒毎に青簾あおすだれを掛けた本町の角へ出る。 島崎藤村『千曲川のスケッチ』より引用
  • その頭を挙げた時には、彼はもう二階の階段を二三段上りかけていた。 豊島与志雄『変な男』より引用
  • 喬は自分も酒に酔ったときの経験は頭に上り、今は静かに歩くのだった。 梶井基次郎『ある心の風景』より引用
  • 彼の頑固がんこはその付近の人々の口に上り、そして非常に人々の心を痛めた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 船階子の上り口には労働者が十四五人群がって船の着くのを見守って居た。 有島武郎『かんかん虫』より引用
  • その頃、青い血を駆逐する社会上の敵は黄色の血の流れる成上り者パルヴニウだつた。 岡本かの子『雪』より引用
  • 上りと下りの二本の列車が同時に線路を通り過ぎ、橋がかすかに揺れる。 市川陽『放課後のロックンロール・パーティ』より引用
  • でも、わたくしは食堂にいたのですが、すぐに階段を駆け上りました。 ドイル・アーサー・コナン『唇のねじれた男』より引用
  • 私たちが上り坂を越してからは、もうその乗り物の姿は見えなかった。 三上於菟吉『自転車嬢の危難』より引用
  • 狭い通りにはいっていって、蔦子の知ってる初めての家に上りこんだ。 豊島与志雄『死の前後』より引用
  • 彼はもう一度呼んでみる勇気が出なくて、そのまま上り框に腰をおろした。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 彼は初め、それをしかつてゐましたが、たうとう仕方なく起き上りました。 豊島与志雄『犬の八公』より引用
  • お島はあがかまちのところに腰掛けて、二番目の女の児に乳を呑ませていた。 島崎藤村『岩石の間』より引用
  • 階子段はしごだんを上り下りするように、日に幾度屋根へ出入りをしたか知れないとさ。 泉鏡花『卵塔場の天女』より引用
  • 橋を渡って島へ上り花木の間に設けられてあるちんの方へ静かに歩いて行った。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • 即ち一方の水銀柱は十粍下り一方の開いた方の水銀柱は十粍上りました。 甲賀三郎『琥珀のパイプ』より引用
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