上に在る

28 の用例 (0.00 秒)
  • この三上にる間はわれわれは他の仕事をしたくてもできない。 寺田寅彦『路傍の草』より引用
  • 婆やがはいって来ると、彼女は卓子の上に在った書物を機械的に取り上げた。 豊島与志雄『二つの途』より引用
  • 雨にれた鹿苑寺の大きな黒いかわら屋根のような沈黙の重みが私の上に在った。 三島由紀夫『金閣寺』より引用
  • その窪地の底に、さっき火の柱の上に在ったものが鎮座していた。 三瀬龍『宇宙のツァラトゥストラ』より引用
  • 従って一疋六十円以上もする大島は、当然譲吉夫婦の購買力の上にった。 菊池寛『大島が出来る話』より引用
  • 読んだ手紙は元の通りにして、妻が帰って来て見ても、ちゃんと箪笥の上にるようにして置いた。 島崎藤村『家』より引用
  • あまり上品なことを言える身分ではなく、現在の自分が父から続いている線の上に在ることを忘れてはいけない。 辻井喬『いつもと同じ春』より引用
  • 直感した次の一瞬には、夜八郎の姿は、翔けるがごとく、渡廊上に在った。 柴田錬三郎『われら九人の戦鬼 (下)』より引用
  • その家は、土人の聚落から、ぽつんと一軒だけはなれ、台地上に在った。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫5) 日本男子物語』より引用
  • 自信と威厳は単にかれの口調に有るだけではなく、この時まことに人類そのものの上に在った。 光瀬龍『東キャナル文書』より引用
  • 丘の上に在る軍病院に、見舞いに来る者はいなかった。 城山三郎『逃亡者』より引用
  • 政治上の権力は少しもありませんけれどもシナ皇帝から与えられて居る位階の上からいうと法王より上に在るんです。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 頭上のレールの上に在る『神』はわずかに笑ったようだった。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • 海洋の上に在る一隻の船を想像してみる。 豊島与志雄『生活について』より引用
  • 細い目を血眼ちまなこにして、主塔の上に在る光点の動静どうせいに注目する。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第16巻』より引用
  • 収穫の喜びが彼等の日に焼けた顔の上に在った。 豊島与志雄『秋の幻』より引用
  • 大日の丘陵上に在って、ほぼ南西西に面する前方後円型の古墳である。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 08 因幡・出雲・隠岐・長門ほか』より引用
  • その煙とはるか海の彼方の三原山の噴火の煙とが同じ一直線の上に在るように、ここからは眺められます。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 怪物的なものは、上に在っては神的と称することが出来、下に在っては悪魔的と称することが出来る。 豊島与志雄『ヒューメーンということに就て』より引用
  • しかも、官位は、大名の上にったので、音物いんもつを贈られても、常にを高くしていた。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫6) 裏返し忠臣蔵』より引用
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