三昧境

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  • そうしてその清貧と静寂との内に、任運無碍にんぬんむげ三昧境さんまいきょうを味い得たことにあるのです。 ...
  • この静より動への切り替へが瞬間的に出来るのも、三昧境の賜である。 ...
  • 竿が浮子と調子を合せて居るのは、要するに釣人が三昧境に居るからである。 ...
  • 芸術と金といえば大変仲の悪いものの如く聞こえるが、その愛するという心の動き方については殆んど同じ三昧境さんまいきょうを得ているある老人があった。 ...
  • その三昧境さんまいきょうにあるような気がする。 ...
  • 妓のおもかげと酒とが三昧境をかれの前に展開する。 ...
  • 美術雑誌『三昧境』の記者というのは本当だったが、今回は雑誌のための取材ではなく、先生の密偵として動いたのであった。 ...
  • ただ夕刻になると皺の延びたる一枚によって、も一つの三昧境の陶酔を買いに行くのであった。 ...
  • それに、自身もすっかり三昧境に入って、あたりに起っていることになぞ全然注意を向けないのでした。 ...
  • 彼の安静な、そしてまた業苦多い、孤独の三昧境さんまいきょうは既にこの二三年前から内からも外からも少しずつ破壊されていた。 ...
  • この二人の芸術家は、いずれも自らの発作について手記を残しているのであるが、先ず発病の時期に宗教的な三昧境さんまいきょうを見る。 ...
  • 恋愛を超え、生命を超えて芸術の三昧境に入る心持であるが、その場合音楽が一番適当なので昔のこと故十三絃の箏を選んだのであらう。 ...
  • わずか二十文か百文の雑器を作るおきなにさえ、じっと見ていると、武蔵は、怖いような三昧境の芸味とわざを感じさせられる。
  • こうやうに肉体的と精神的の統一された、且部分的の大活動大興奮と、他の大部分の徹底的の大休止の状態を、三昧さんまい境と云ふのである。 ...
  • 三昧境の方から、右に述べた鮠釣りの流しを、もう一度説く。 ...
  • ヒメの笑顔が押してくるままの力を、オレのノミが素直に表すことができればよいという芸本来の三昧境にひたっているだけのことだ。 ...
  • したがってかれの計算によると種子はまだあのことの最中か、たとえことをおわったとしても、まだ男の腕に抱かれてか、あるいはぎゃくに男の体を抱きしめてか、とにかく恍惚こうこつたる三昧境さんまいきょうにひたっているべきはずの時刻なのである。 ...
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