万一の用意

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  • だから、どこへいくにも、万一の用意に、たいてい商売道具を持ち歩くのだ。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』より引用
  • われわれは万一の用意に、多少の種や農器具は持ってきたが、本は全然持ってこなかった。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔下〕』より引用
  • この離れもそのために建てましたのだということですから、あの抜け孔なども万一の用意のために造っておいたのではないでしょうか。 横溝正史『金田一耕助ファイル01 八つ墓村』より引用
  • 成子は、いったん自分の部屋に入り、万一の用意のために、財布を持って外へ出た。 源氏鶏太『停年退職』より引用
  • むろん、万一の用意に、腕の立つ壮士の三、四人はいつも隣室に待機させてある。 南條範夫『山岡鉄舟(三)』より引用
  • 万一の用意に小間使だけは残りましたけれど。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『猟人日記(上)』より引用
  • ところが、そこで問題になったのが、そのときふたりがさしていた刀が、押し入るまえから身におびていたものか、それとも、押し入ってから店にあった刀を、万一の用意にと、帯にさしたものかということである。 横溝正史『人形佐七捕物帳 18』より引用
  • パスポートは万一の用意に矢部が一括してしまい込んでいるが、普段は持ち歩かないきまりになっていた。 半村良『およね平吉時穴道行』より引用
  • オートマチック機構がうまく働いてくれればよいがと思いながら、万一の用意に、わざわざシャッタースピードや絞りを大幅に変えて、何駒も取った。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』より引用
  • 勿論その時、どういう方法で何処で死ぬかを、はっきりきめていたわけではなく、ただ漠然と、万一の用意に短刀を携えて、失った恋の追跡を最後に訪れたのだった。 豊島与志雄『人間繁栄』より引用
  • 広い邸内は油断なくして一歩も歩けず、使用人たちは万一の用意に小型の気球をもってこわごわ忍び歩く始末であった。 北杜夫『怪盗ジバコ』より引用
  • 私は、万一の用意をした。 海野十三『地球要塞』より引用
  • 私は独身生活のさびしさをまぎらすためにバイオリンを習ったりしたが、ときには五十銭玉一つ握り、万一の用意に一円札をたび裏にしのばせ女遊びにも出かけた。 日本経済新聞社『私の履歴書』より引用
  • おせきは籠の中へ大きな弁当の包みや、万一の用意に四人分のみのをつめこんで、これまたよろめくように背負い、そして足ばやに勝に追いついて一言の下にたしなめると、やがてすたすたと追い抜き、道の先の方に見える由次や夫に遅れまいと足を早めた。 犬田卯『米』より引用
  • 私は飛び起きるや、急いで宿屋のどてらを洋服に着替え、万一の用意にレインコートを持ち、あとはスケッチブックだけを手にして部屋を出た。 福永武彦『海市』より引用
  • 清正は生前、万一の用意にとひそかに秀頼を迎える大厦たいかを構えていたのを、六右衛門は了知している。 五味康祐『刺客(せっかく)』より引用
  • ですが、万一の用意に、シートベルトを締めていてください。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』より引用