七草なずな
全て
名詞
2 の例文
(0.00 秒)
-
細川幽斎などは、皇族がみずから辛苦して人民の苦労を思いやった歌で、治世撫民の君徳の表現されたものと解して、賀茂真淵らにたしなめられている。春といっても、ここは正月で、七日の七草であるから、現代ふうに言えば、男性が七草なずなを女性に贈るというのはすこし不自然だが、この時代にはそういうこともありえたのではないか。萩原朔太郎も、恋人におくった歌とみなくては歌の情趣が生きてこないとみている。
...
-
囃し歌は鳥追い歌に由来するものであり、これは七種がゆの行事と、豊作を祈る行事が結び付いたものと考えられている。歌の歌詞は「七草なずな 唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬ先に、合わせて、バタクサバタクサ」など地方により多少の違いがある。七種の行事は「子の日の遊び」とも呼ばれ、正月最初の子の日に野原に出て若菜を摘む風習があった。
...