七寸五分
3 の例文
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昔の人は考えてる。座布団を敷いてその厚みをみて、のばした手がスンナリ一番らくで美しく見える火鉢の高さは七寸五分だ。
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目にはいったというより火鉢の方からあたしの方に呼びかけたと言った方がいい。糸でひっぱられたように店先に入って、みると、桑のムクで内ボソのオトシがついた七寸五分高の一対の火鉢だ。あたしは思わず胸が熱くなった。
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景綱が「下郎の矢を受けてみよ」と矢を放つ。為朝はものともせず「物足りない敵だが、今生の面目にせよ」と先が七寸五分もある、鑿に矢軸をつけたような太矢を射かけ、矢は忠直の体を貫き、後ろの忠清の鎧の袖に突き刺さった。忠清は矢を清盛のもとに持ち帰って報告し、清盛たちは驚愕して怖気づいてしまう。
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