丁度

全て 副詞 名詞
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  • のみならずどれも一本ごとに丁度僕等人間のやうに前や後ろを具へてゐた。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • いはば太郎さんも丁度私と同じやうにあの頃自分を失つてゐたのだらう。 坂口安吾『訣れも愉し』より引用
  • のみならずどれも一本ごとに丁度僕等人間のように前や後ろをそなえていた。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • 丁度今門を開けて、鞍に荷物の付けてある馬を引き入れてゐる所である。 森林太郎『樺太脱獄記』より引用
  • 私の眼が自然の美しさに対して開き初めたのも丁度その頃からだと思いました。 梶井基次郎『橡の花』より引用
  • この薬を作るためには丁度一万人の人が一年分ずつ生命を縮めている筈です。 夢野久作『若返り薬』より引用
  • けれども丁度彼等のさうした生活も、迫りに迫つて来てゐたのであつた。 葛西善蔵『哀しき父』より引用
  • けれども丁度彼等のさうした生活も、迫りに迫つて來てゐたのであつた。 葛西善蔵『哀しき父』より引用
  • 彼が前にその男から受取った手紙の日附から丁度十日目の午後八時だった。 小林多喜二『工場細胞』より引用
  • それは信州へ入ってから六年目、丁度長い日露戦争の始まった頃であった。 島崎藤村『芽生』より引用
  • 自分たちは丁度北穂高のいただきから涸沢のカールの方へ下りてきたのだった。 大島亮吉『涸沢の岩小屋のある夜のこと』より引用
  • そしてそれから、また次の山が、丁度、珠数じゅずのように遠くへ続いていた。 黒島伝治『渦巻ける烏の群』より引用
  • すると丁度その途端に、紙銭の積んである中から、人間が一人出て来た。 芥川竜之介『仙人』より引用
  • 佐兵衛の娘は、丁度慧鶴の側へ、二階と一緒に落ちて来て、気を失った。 岡本かの子『宝永噴火』より引用
  • 出してくれる人はないから、丁度いい倖いだと、案外に話に乗って来た。 織田作之助『それでも私は行く』より引用
  • 顔一面が疵だらけで、丁度しん吉のおふくろが夢に見たような姿でした。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • しかし、これで丁度差し引きが付いたのであるということが後に判った。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 丁度あの海水浴に冠るやうな縁の廣い麥藁帽子が流行つて來た時でした。 島崎藤村『幼き日』より引用
  • 丁度そのいい標本が田中も東京から知っている玄竜だと述べていた。 金史良『天馬』より引用
  • 訪ねて来た二人の婦人は丁度勝子と同時代に岸本が教えた昔の生徒であった。 島崎藤村『新生』より引用
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