一言半句も洩らさ

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  • 仲間の者が声をかけると、もう痛みはなくなったとか、ずっと臥しているので背が痛むとかそんなことは言ったが、脚については一言半句も洩らさなかった。 井上靖『おろしや国酔夢譚』より引用
  • こちらの目には見えぬ目が光り、目には見えぬ耳が一言半句も洩らさず聞いているかもしれないと思うと、絶えず神経が張りつめ、それが、わたしに影響をあたえはじめていた。 バローズ『火星シリーズ10 火星の古代帝国』より引用
  • この語り女の坐る場所は、聞き手の席である四つの壁龕と向かい合っていたばかりか、円が小さいため、聞き手とのあいだの距離もごく狭かったので、彼らは物語の一言半句も洩らさずに聞きとることが出来るはずだった。 サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』より引用