一見茫洋

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  • 一見茫洋とした志貴の内面は、針の山を歩く修行者に似ている。 奈須きのこ『MELTY BLOOD 虚言の王』より引用
  • 一見茫洋ぼうようと見える暁子が、なぜ、こんなに自信をもって子どものことを言い切れるのか、詩乃には不思議だった。 宗田理『ぼくらの七日間戦争』より引用
  • がっしりとした長身、風貌ふうぼう一見茫洋ぼうようとしたところもあるが、物事に動じないしんの強さと、何よりも実行力がある。 柳田邦男『空白の天気図』より引用
  • 韓国では一見茫洋とした顔つきな上、一度も内角に投げなかったことから悪賢いというイメージをもたれ「ノグリ」というニックネームがついた。
  • 現社長の幸之進とは従兄弟の間柄にあるが、幸之進のどちらかといえば叩けば火を発するような鋭さに比して、一見茫洋ぼうようとして大木を倒すおののような大陸的な人柄が、幸之進の理想的な補佐となっている。 森村誠一『分水嶺』より引用
  • 川路は一見茫洋としているが、どこかえたいの知れない、何を考えているかわからない、うす気味悪いところがあり、井上は氷柱つららのように冷たく鋭利過ぎるところがあって、何となくほかの連中に敬遠されているところへ、これは春風駘蕩たる成島が、何のこだわりもなくいっしょにはいりこんだという結果に過ぎない。 山田風太郎『明治波濤歌(下) 山田風太郎明治小説全集 10』より引用