一見紳士風

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  • 一見紳士風の合衆国海軍軍人は、いまや美しい英語の破壊者と化していた。 田中芳樹『創竜伝 第04巻』より引用
  • お説教がましい声がして、一見いっけん紳士風の中年男性が姿をあらわした。 田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿08 水妖日にご用心』より引用
  • 鼻筋の通った顔立ちで一見紳士風だが、べらんめえ調で親分肌の男である。 高杉良『生命燃ゆ』より引用
  • 犯人の一人は、一見紳士風の小男で、目が小さく冷酷な光をたたえているのだそうだ。 安部公房『第四間氷期』より引用
  • あの人は一見紳士風だが、根は冷酷で頑固なところがある。 山田智彦『銀行 男たちのサバイバル』より引用
  • すでに酒と料理の用意がととのえられており、一見紳士風のシェーンコップが笑いを投げかけてきた。 田中芳樹『銀河英雄伝説 06 飛翔編』より引用
  • とても学者とか教育家とかには見えないが、終たちの叔父である靖一郎にだって学院長がつとまるのだから、この一見紳士風の男にも教授がつとまらないとはいえない。 田中芳樹『創竜伝 第03巻』より引用
  • 婚約時代には彼女の前では、一見紳士風、女性を大事にする主義であると言い、立ち小便はもちろんのこと、おならなど彼女の前で一度もしたことのないMは、結婚するとガラリと態度が変わった。 遠藤周作『ぐうたら愛情学』より引用
  • 人物は〝会長〟、〝会長〟と呼ばれているし、見たところ一見紳士風で、その堂々とした顔や、肩や、筋骨から推して、どこか中の上ぐらいの会社の社長だろうかと思われたのだが、よくよく聞いてみると、まったくそうではなかった。 開高健『新しい天体』より引用
  • なるほど、いかがわしい映画の秘密鑑賞クラブだとすれば、一見紳士風の白人ばかりが通うのも納得できた。 帚木蓬生『受精』より引用
  • 居合わせたH署の巡査が早速行って見ると、公園の検事局に相対している入口から約五十間ばかり中に行った道路に、おびただしい血汐を流してこれも一見紳士風の男が自動車に頭を轢かれて即死して居る。 浜尾四郎『彼は誰を殺したか』より引用
  • しいていえば、きびしいほおの線をもった、いくらか目つきの鋭い、一見紳士風の人物である。 横溝正史『金田一耕助の冒険2』より引用
  • レスター・リースは一見紳士風ってやつだ。 ガードナー/池央耿訳『緋の接吻』より引用
  • 裕福な闇屋といった風体の、もじり外套に金ぶち眼鏡を光らせた一見紳士風とすれ違いざまに、古川の手には厚ぼったい革財布が残されていた。 中井英夫『とらんぷ譚』より引用
  • ここは斯界の長老が多く、白髪、銀髪、一見紳士風、人品骨柄いやしからざる風貌の先生たちがやってくるのである。 開高健『ずばり東京』より引用