一見紳士

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  • 一見紳士風の合衆国海軍軍人は、いまや美しい英語の破壊者と化していた。 田中芳樹『創竜伝 第04巻』より引用
  • お説教がましい声がして、一見いっけん紳士風の中年男性が姿をあらわした。 田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿08 水妖日にご用心』より引用
  • 鼻筋の通った顔立ちで一見紳士風だが、べらんめえ調で親分肌の男である。 高杉良『生命燃ゆ』より引用
  • 犯人の一人は、一見紳士風の小男で、目が小さく冷酷な光をたたえているのだそうだ。 安部公房『第四間氷期』より引用
  • あの人は一見紳士風だが、根は冷酷で頑固なところがある。 山田智彦『銀行 男たちのサバイバル』より引用
  • 並木は五十七歳だが、銀髪を七三に分け、風貌ふうぼうも柔和で一見紳士然としている。 高杉良『金融腐蝕列島(下)』より引用
  • 顔役と呼ばれるくらいになると、一見紳士ですし、まあ普段は至って良識のある行動をとっています。 赤川次郎『やさしい季節 上』より引用
  • 口髭を生やして一見紳士然とした男だが、ふちなし眼鏡の奥に光る目が鋭かった。 花登筐『あかんたれ 土性っ骨』より引用
  • なにしろうちの御前ときたら、一見紳士ふうで、虫も殺さぬ顔をしてますが、事業にかけちゃ鬼より怖い。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • 「ああいうふうに始めるのが、黒ん坊どもに対するおれのやり方なんだ」と彼は、自分の演説のあいだ側に立っていた一見紳士らしい男に声をかけた。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(下)』より引用
  • すでに酒と料理の用意がととのえられており、一見紳士風のシェーンコップが笑いを投げかけてきた。 田中芳樹『銀河英雄伝説 06 飛翔編』より引用
  • 一見紳士に見えるだけに、私は余計父が許せなかった。 山本文緒『きっと君は泣く』より引用
  • とても学者とか教育家とかには見えないが、終たちの叔父である靖一郎にだって学院長がつとまるのだから、この一見紳士風の男にも教授がつとまらないとはいえない。 田中芳樹『創竜伝 第03巻』より引用
  • 婚約時代には彼女の前では、一見紳士風、女性を大事にする主義であると言い、立ち小便はもちろんのこと、おならなど彼女の前で一度もしたことのないMは、結婚するとガラリと態度が変わった。 遠藤周作『ぐうたら愛情学』より引用
  • ここの社長は一見紳士然としてるし、言葉遣いも極めて丁寧だけど、食わせ者であることはたしかだな。 高杉良『金融腐蝕列島(上)』より引用
  • 人物は〝会長〟、〝会長〟と呼ばれているし、見たところ一見紳士風で、その堂々とした顔や、肩や、筋骨から推して、どこか中の上ぐらいの会社の社長だろうかと思われたのだが、よくよく聞いてみると、まったくそうではなかった。 開高健『新しい天体』より引用
  • なるほど、いかがわしい映画の秘密鑑賞クラブだとすれば、一見紳士風の白人ばかりが通うのも納得できた。 帚木蓬生『受精』より引用
  • 一見紳士ふうのプロの掏摸をつかまえて、石黒キャップをよろこばせたこともある。 阿部牧郎『誘惑魔』より引用
  • 等々力警部は一メートル七十四、男振りも悪くなく、堂々たる風采ふうさいは一見紳士ふうである。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • ちょびひげを生やして、一見紳士ふうだが、彼も近頃は暇らしく、憂鬱そうな顔だった。 結城昌治『修羅の匂い』より引用
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