一気呵成

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  • 彼は部屋に閉じこもり誰も近づけず、三日間で一気呵成かせいに書きあげたといわれている。 スティーヴンスン/日高八郎訳『ジーキル博士とハイド氏』より引用
  • これは一気呵成いっきかせいふでにまかせて書いたものであるから、まずい点もそこここにあるであろうことを恐縮している。 牧野富太郎『植物知識』より引用
  • しかも、その一気呵成いつきかせいの大業もまた波瀾万丈はらんばんじような毎日毎日であった。 吉川英治『新書太閤記(十一)』より引用
  • 書き始めたら一気呵成にやり出すに違ひないのだ、余はさうも思つてゐるのだが一向滝は机に向はうとはしない。 牧野信一『西瓜喰ふ人』より引用
  • それから、かれはせきをきったように、一気呵成いっきかせいに話しだした。 シムノン/稲葉明雄訳『怪盗レトン』より引用
  • 横倒しになった家や樹木の様からして、洪水は一気呵成に押し寄せたものらしい。 菊地秀行『吸血鬼ハンター11a D-ダーク・ロード1』より引用
  • 金田一耕助は一気呵成いっきかせいにそこまでしゃべって、はたとばかりに口をつぐんだ。 横溝正史『金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜 v0.9』より引用
  • そこを、三星銀行から奪った金で一気呵成かせいに勝負をきめていく。 大藪春彦『野獣死すべし』より引用
  • 情緒が体系へ一気呵成に移り行くかも知れないという人間的危険について、最も慎重である習慣を持っているものが、唯物論だったのである。 戸坂潤『日本イデオロギー論』より引用
  • こうなると後は一気呵成である。 吉川英明『父 吉川英治』より引用
  • 事あれば、一気呵成かせいに目標に向かって全体で突き進むドイツ人の気質が、その急変ぶりに見事に現れていた。 小岸昭『スペインを追われたユダヤ人 ―マラーノの足跡を訪ねて』より引用
  • 息つぎもせず、それだけを冷静に、一気呵成にまくしたてると、白い馬車はぴたりと沈黙した。 菊地秀行『吸血鬼ハンター09a D-蒼白き堕天使1』より引用
  • それにヒントを得て一気呵成にあの梅花粧の故事が出来上った訳であるが、これも美の神のご示現であろうと今でもそう思っている。 上村松園『健康と仕事』より引用
  • 映画では、障害をものともせず一気呵成いつきかせいに結婚までこぎつけた二人が、現実の生活の中で小さな亀裂を広げていく様子がユーモアを交えて描かれる。 田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』より引用
  • それで語学も数学もその修得は一気呵成いっきかせいにはできない。 寺田寅彦『数学と語学』より引用
  • 夢中になって拵え、かかりきりで一気呵成かせいに仕上げた作だ。 高村光太郎『回想録』より引用
  • その文章と云ひ筆蹟と云ひ、一気呵成、所謂インスピレーシヨンの所作だ。 木下尚江『臨終の田中正造』より引用
  • 残された選択肢は、一気呵成かせいに、全力で攻撃することしかない。 ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』より引用
  • 明は一気呵成いっきかせいに候文を仕上げてしまい、余った時間をおしっこを我慢するように耐えた。 池上永一『テンペスト2 花風の巻』より引用
  • やや錯乱気味さくらんぎみに叫ぶや、「失礼しますっ」一気呵成いっきかせいにくちびるをせてきた。 鈴木大輔『おあいにくさま二ノ宮くん 01』より引用
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