一朝

全て 名詞 副詞
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  • それが長い七年の後、思いがけなくも一朝にしてついえてしまったのだった。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 鳥屋とやれる小鳥ことりは、一朝ひとあさに六十や七十ではきかないとひました。 島崎藤村『ふるさと』より引用
  • 一朝にして総人口の半数が死滅すると、組織は一時的に壊滅状態になる。 富野由悠季『機動戦士ガンダムⅢ』より引用
  • 訳者は一年半、いまにしての小団円、一朝の筆でなったものではない。 滝沢馬琴『里見八犬伝 巻3』より引用
  • 更に日本のあらゆる機関を一朝有事の態勢に持って行かねばならない。 松本清張『日本の黒い霧(上)』より引用
  • こんなものでも一朝にして生れたものではないのを感じます。 柳宗悦『手仕事の日本』より引用
  • それを一朝にして現われたどこの馬の骨ともわからぬ女に奪われていくのである。 森村誠一『ファミリー』より引用
  • 人間の手でしかけられたすべての禍を一朝にして忘れてしまうことはできない。 ロンドン/山本政喜訳『白い牙』より引用
  • これが江戸中の評判となり彼は一朝にして有名となった。 国枝史郎『北斎と幽霊』より引用
  • 彼女は、この一朝の満足をもって、死んでもいいような気がした。 吉川英治『三国志』より引用
  • 革のこなし方が実に見事で、一朝にして生れた仕事でないのを想わせます。 柳宗悦『手仕事の日本』より引用
  • 私が一朝眼覚めた時地獄にちていようとも、私の此の信念は変るまい。 中島敦『光と風と夢』より引用
  • ついには遊惰放蕩に流れ、先祖の家督をも一朝の煙となす者少なからず。 福沢諭吉『学問のすすめ』より引用
  • ところがもし一朝事ある時において、私の心臓は困るのである。 小出楢重『楢重雑筆』より引用
  • それが一朝いっちょうにして寡黙かもくにして陰鬱な青年と化してしまったのである。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 破壊は一挙にそれをなしても、文化の建設は一朝にしては成らない。 吉川英治『三国志』より引用
  • そうして一朝事が無くなると、又澄まして文化面をして田舎者を馬鹿にする。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • 町人の世界と違って、雲の上の世界では一朝で事がすむわけではない。 半藤一利『幕末辰五郎伝』より引用
  • お前がはらめる処定めてこれは男の子であって一朝の戒師となる程の者に相違ないと。 中里介山『法然行伝』より引用
  • けれども、四十年にわたる怨恨と対立の根は一朝にして消えはしないのである。 堀田善衞『スペインの沈黙』より引用
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