一旦

全て 副詞
11,114 の用例 (0.02 秒)
  • 夫かと云って一旦出なくなった涙は、意識しては何うしても出なかった。 菊池寛『大島が出来る話』より引用
  • 一旦名の出たスターにとって、忘れられることは死ぬことと同じである。 赤川次郎『やさしい季節 上』より引用
  • 一旦いったん口から出た言葉に責任をもたなければ彼らの武士がすたるであろう。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 一旦いったんこれで止めて置くが、きっとまた書いて見たくなるだろうと思う。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • だが、おれも一旦仲にはいったからには、おれの眼玉の黒いうちは困る。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • そして現場付近からロープ小屋に運ばれて、一旦そこに死体は隠された。 松本清張『日本の黒い霧(上)』より引用
  • と云つてはいつて来たので目くばせで、一旦伊達をまた留置場に戻した。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • 僕にしても、一旦言い出したことを引っ込めるわけにはいかないからね。 豊島与志雄『擬体』より引用
  • 一同は一旦華岳寺へ引き揚げてから、そこで解散することになっていた。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 無論一旦臣籍を継いだものが、天位にきうべき資格のあろう筈はない。 喜田貞吉『道鏡皇胤論について』より引用
  • リロイはそこで一旦言葉を切り、たっぷりと皮肉を乗せた言葉に続ける。 安井健太郎『ラグナロク 第01巻 黒き獣』より引用
  • 叔母が何を言いたいのかわかって・ジャスティーンは一旦いったん口を閉ざした。 高遠砂夜『レヴィローズの指輪01』より引用
  • 一旦日露戦争を経過したものでないと話せないと冷評ひやかし返した事がある。 夏目漱石『それから』より引用
  • 一旦鞘を出ると血を見ずにはおさまらぬというようなことも申します。 小酒井不木『猫と村正』より引用
  • しかし一旦その資格が定まった以上は容易に変更が許されなかった。 喜田貞吉『間人考』より引用
  • そして一旦いったんつかまったら四年五年という牢獄が待ちかまえているわけだ。 小林多喜二『党生活者』より引用
  • 一旦作品の中に登場した人物がどこかでスーと消えてはいけない。 宮本百合子『坪内先生について』より引用
  • 指示どおりに、一旦いったん後方に引いた騎士達の中の一人が聞いてくる。 児玉ヒロキ『イット』より引用
  • 何にしろ一旦始めたのだから鼠の尽きるまでやつて見るが善いであらう。 正岡子規『墨汁一滴』より引用
  • 妻 一旦決めたもんを、そのくらゐの理由で、変更するのは不賛成です。 岸田国士『世帯休業』より引用
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