一心に

全て 副詞
1,658 の用例 (0.02 秒)
  • そしてもっと奇妙だったのは、子供が一心に本を読んでいることだった! 荒俣宏『帝都物語2』より引用
  • 四郎は何も彼も忘れたやうな気持になつて、一心に蜻蛉をみつめてゐた。 牧野信一『四郎と口笛』より引用
  • 銀次は潜り戸からすこし離れて坐ったまま一心にその様子を見ていた。 夢野久作『骸骨の黒穂』より引用
  • 冬の間から一心にうかがっていたこの暇に、君は或る日朝からふいと家を出る。 有島武郎『小さき者へ・生れ出づる悩み』より引用
  • 彼女も十字を切り、しばらく一心に何かを考えるように空を仰いでいた。 ドーデ/大久保和郎訳『風車小屋だより』より引用
  • 稲荷いなりさんの前を通って砂丘の上に腰を下し、一心に海を見詰めていた。 福永武彦『風土』より引用
  • 庭はたいして汚れていなかったが、先生は一心にほうきを動かしていた。 小川洋子『妊娠カレンダー』より引用
  • なのに、その者たちには目もくれず、一心に自分を目指してきている。 畠中恵『しゃばけ』より引用
  • 一心に絵筆を動かしていると、廊下の板が微かにきしんだような音がした。 梶山季之『現代悪女伝・性の深淵』より引用
  • 各藩は各自の藩を強くまた豊かにしようとすることを一心に心がけた。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • 幼い子どもたちが、一心に本に読みふけっている姿を奈緒実は想像した。 三浦綾子『ひつじが丘』より引用
  • かれるものはこれも一しんはひ始末しまつをしてるおつぎのほかにはなかつた。 長塚節『土』より引用
  • 一心に私等の言葉を聞いているらしい赤ん坊のような表情であった。 夢野久作『戦場』より引用
  • 向こうも彼を一心に見つめていたので、すぐに軽い催眠さいみん状態に入った。 小沢淳『ムーン・ファイアー・ストーン4 月光の宝珠』より引用
  • しかし正公は返事をしないで一心に他の方角にマタメガネを見いっている。 坪田譲治『新編 坪田譲治童話集』より引用
  • バロットは17のカードを見ながら一心に感覚し、やがて選択を決めた。 冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気』より引用
  • みんなの目は一心に鉄の締め金をつけられた樫の大戸にそそがれていた。 ホーソン/刈田元司訳『スカーレット・レター(緋文字)』より引用
  • 葉子は一心に手を振ってそこからのがれようとしたが手も足も動かなかった。 有島武郎『或る女』より引用
  • うまくかかれば大きなのが獲れると、一心にすごい水の色を見つめていた。 夏目漱石『永日小品』より引用
  • ガルーの声など耳に入らぬかのように、アイラは一心に獅子を見つめた。 千葉暁『アルス・マグナ3 大いなる秘法 碧眼の女神』より引用
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