一層

全て 副詞
12,207 の用例 (0.02 秒)
  • 彼がそれから簡単に僕に送って来た信号の文句は僕を一層驚かせました。 海野十三『壊れたバリコン』より引用
  • 併し、文の中に出て來る時は、他の言ひ方が一層都合のよいことがある。 高田力『ベーシック英語』より引用
  • その事件に対する彼女の説明は一層迫害の度を増さしめたのみであつた。 伊藤野枝『乞食の名誉』より引用
  • 一層いつそ事実らしいものがなかつたら伝説になつてしまふ所だつたのでせう。 折口信夫『真間・蘆屋の昔がたり』より引用
  • 私が彼に一層の注意をむけるようになったのはそれ以後のことである。 金史良『光の中に』より引用
  • 賞められて一層声を張りあげると、あちこちの部屋で、客や妓が笑った。 織田作之助『放浪』より引用
  • 労働者や工場を彼が描く程、彼の矛盾が拡大すれば、一層興味がふかい。 小熊秀雄『小熊秀雄全集-19』より引用
  • こういうお別れの無意味な相手をすることは一層面倒であったからだ。 坂口安吾『おみな』より引用
  • 毎日寝たきりで、思いつめていては、そんなことも一層気になるだろう。 織田作之助『雪の夜』より引用
  • 即ち技術の骨の如きもの、一層深く言へば美術の精神の如きものである。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • この想いは、他の弟たちの前であるだけに一層権右衛門の心を動かした。 織田作之助『俗臭』より引用
  • もし女王になれないのならば、一層いっその事喰われて死んでしまった方がいい。 夢野久作『白髪小僧』より引用
  • 翌年捕虜から歸つて、彼の貴族的な、華美な生活は一層その度を加へた。 阿部次郎『三太郎の日記 第二』より引用
  • 三岸の場合は須田より年齢的に若いだけに一層その感が適用されるだらう。 小熊秀雄『小熊秀雄全集-19』より引用
  • 龍子は、さう云ふ言葉を聞くと一層忌々いまいましさがこみ上げて来るのだつた。 伊藤野枝『監獄挿話 面会人控所』より引用
  • その以来、わたしに取っては地震というものが、一層おそろしくなった。 岡本綺堂『火に追われて』より引用
  • 天狗てんぐ姿すがた不思議ふしぎでございますが、その生立おいたちは一層不思議そうふしぎでございます。 浅野和三郎『霊界通信 小桜姫物語』より引用
  • 大切なものを失ったなんて言ってあわてているのは、一層みじめだわ。 織田作之助『夜の構図』より引用
  • かういふお別れの無意味な相手をすることは一層面倒であつたからだ。 坂口安吾『をみな』より引用
  • のみならず彼の一生の悲劇を一層現実的に教へてくれたのである。 芥川竜之介『西方の人』より引用
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