一寸

全て 副詞 名詞
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  • だから表現されたものなどということは一寸も頭に出て来ないのである。 高村光太郎『回想録』より引用
  • 嫁は田舎の郵便局に出ていた女事務員に一寸似ているように思われた。 黒島伝治『老夫婦』より引用
  • しかし実際に当って見ると、どれがどうなるのか一寸見当が付きにくい。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • 医者は一寸ちょっと暗い顔をしましたが、兄の胸を開いて、聴診器ちょうしんきをあてました。 海野十三『崩れる鬼影』より引用
  • それから少し変つてゐるのに、一寸西洋ちよつとせいやうの童謡見たやうなのがあります。 北原白秋『お月さまいくつ』より引用
  • 之は先に云った国家による信任と期待とに一寸そぐわないようでもある。 戸坂潤『社会時評』より引用
  • それから何かを探し求めるようなふうで一寸言葉を切ったが、また云った。 豊島与志雄『生あらば』より引用
  • 此の眼は、お前達に一寸話してあげる事が出来ない程に複雑なものだ。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • そんな意識状態になったので、その時私の頭に一寸気障な考えが泛んだ。 織田作之助『髪』より引用
  • 妙なことですが、そんな風に感じただけを一寸云つておきたいのです。 蒲原有明『小山内謝豹』より引用
  • この方には一寸用があるんだから、荷物は君からお客さんに上げて呉れ! 大阪圭吉『三の字旅行会』より引用
  • 私は彼女にどういうふうに話しかけたものだろうかと一寸ばかり当惑した。 金史良『光の中に』より引用
  • 実際は、一寸その赤い布を目に入れたまま、私は街を歩いているのである。 外村繁『澪標』より引用
  • この点が自然や歴史的社会の場合と一寸異っている点なのである。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • お糸は明治八年生れといふから、その頃四十を一寸越した年配だつたらう。 田畑修一郎『出雲鉄と安来節』より引用
  • その人たちは俺を見ると、一寸立ち止まって、それから頭を振っていた。 小林多喜二『独房』より引用
  • それで初めて紀代子は彼を一寸だけ好きになるという気持を自分に許した。 織田作之助『雨』より引用
  • 自分で自分は十分落付いていると思っていた夫人も一寸これには驚きました。 宮本百合子『二つの短い話』より引用
  • 一寸ちょっと考えるとそんなことはありそうにないようですけれど実際にはあるのです。 小酒井不木『暴風雨の夜』より引用
  • ここで私は、一九三六年度予算編成中の出来事に一寸触れねばならぬ。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
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