一向構わ

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  • 幕府の引っ込めというのは誠に楽なもので、外に出るのは一向構わぬ。
  • 自分はお文が言うように岡っ引きの真似ごとをしなくても一向構わない身ではないか。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • ところがそんなことには一向構わず林にはやはり毎日毎日子供らが集まりました。 宮沢賢治『虔十公園林』より引用
  • 自分の身体も我れ知らず引繰ひっくり返って雪の中であろうが草の中であろうが一向構わずに倒れ込んでしまうんです。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • スクルージはそんなことには一向構わずに上って行った。 ディケンズ/村岡花子訳『クリスマス・カロル』より引用
  • 無ければ特快でなくたっていいし、軟席車がついていなくても一向構わない。 阿川弘之『南蛮阿房第2列車』より引用
  • テロリストが花が美しいといっても一向構わないし、殊にそれが「日本的」なことだとは思わない。 河上徹太郎『日本のアウトサイダー』より引用
  • お文には一向構わないことなのに。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さらば深川』より引用
  • かれらは、人民一人ひとりが、自由とかいうものを享受できさえすれば、他のことは政府が何もしなくとも一向構わないらしいんです。 E・E・スミス/川口正吉訳『宇宙のスカイラーク』より引用
  • 服装などは一向構わぬ方らしく、いつも木綿の着物によれよれの兵児帯を締めている。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』より引用
  • 私の方は一向構わないがね、などと云われる。 宮本百合子『又、家』より引用
  • 娘の七つのお詣りをするのは、一向構わないが、そうだ、その通り、ふだん着のままで堂々とお詣りをなさい。 豊島与志雄『母親』より引用
  • だが、社の首脳部たちは一向構わなかった。 丘丘十郎『地球発狂事件』より引用
  • だがわれわれは勿論東北振興電力株式会社の株主になろうとも思わないし、またなれるものでもないから、この会社自身が株式会社資本の機構において「不当」であろうと「不正」であろうと、また如何に心細いものであろうと、一向構わないのである。 戸坂潤『現代日本の思想対立』より引用
  • が、その極り悪そうなもいつしかせて、その後は、昇に飽いたのか、珍らしくなくなったのか、それとも何かいさかいでもしたのか、どうしたのか解らないが、とにかく昇が来ないとても、もウ心配もせず、来たとて、一向構わなくなッた。 二葉亭四迷『浮雲』より引用
  • 況してその金がどう使われようと、一向構わないのであって、要するに道義上の金を醵出したということで気が済むのであり、そうした道義上の気休めにさえなれば、凶作義金の意義は充足されるのである。 戸坂潤『現代日本の思想対立』より引用
  • 私の謡い方が、まるで無我夢中で、少々節回しなどはどうあろうと、一向構わず、堂々とやっているには呆れる、と松篁しょうこうなども言っているそうです。 上村松園『苦楽』より引用
  • 女は気味が悪かろうが、そんなことは一向構わん、艶々として、と見た目に、舌まで黒い。 泉鏡花『薄紅梅』より引用
  • それは君が弁解なさるのは一向構わない。 伊佐千尋『法 廷 弁護士たちの孤独な闘い』より引用
  • と思うので、一向構わずに置く。 徳冨蘆花『みみずのたはこと』より引用
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