一向に

全て 副詞
4,405 の用例 (0.02 秒)
  • そんなことは覚えられもしませんし、また一向に覚えたいと思いません。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
  • こちらが連絡を待っているのを百も承知していながら一向にかけてこない。 渡辺淳一『ひとひらの雪(下)』より引用
  • 人々の精神の方はどの宗教がどう支配しようと、それは一向に構わない。 倉橋由美子『アマノン国往還記』より引用
  • そして又コンチニの宮が何処にあるかと云ふ事も、一向に分らなかつた。 ゴーチェ・テオフィル『クラリモンド』より引用
  • いくらスピードをあげても、一向に早く思えないのが、こんな時である。 西村京太郎『終着駅殺人事件』より引用
  • いや今まで何故私の友人達は一向に博士にならなかったのだろうか。 戸坂潤『友情に関係あるエッセイ』より引用
  • 坊の娘は何処でお月さまをおがんでいるのか、一向に姿を見せなかった。 津村信夫『月夜のあとさき』より引用
  • あんなもの返してくれなくてもこっちは一向いっこうにかまわないんだけどなぁ。 阿智太郎『僕の血を吸わないで2』より引用
  • でも一向いつこうに答えが出てきそうにないので、やっぱりずっと待つのはめた。 新井輝『ROOM NO.1301 09』より引用
  • 一週間たっても、一向いっこう犯人はんにんらしい人物はかんで来ない様子だった。 赤川次郎『こちら、団地探偵局』より引用
  • したがって、どぶが登って行っても、一向にあわてもしないのであった。 柴田錬三郎『岡っ引どぶ 巻三』より引用
  • 時刻ときが過ぎるが、離れの方からは、一向に手を鳴らして呼ぶ様子がない。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • それゆえ彼のいないことは一向に船長にとって悪いことにならないと指摘した。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(中) 地の果ての燈台』より引用
  • ただの岩と一緒で、表面にいくら傷を入れられようが一向に気にしなかった。 千葉暁『アルス・マグナ4 大いなる秘法 邪教の都』より引用
  • だが、彼女は一向に驚きの色も感情の動きも見せずに、言っただけである。 クリスティ/古賀照一訳『オリエント急行殺人事件』より引用
  • 千代はまだ答えながったが、新十郎は一向に気にかけない風であった。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • あたしがここにいようといまいと、あの人たち一向にかまわないんです。 クリスティ/西川清子訳『ナイルに死す』より引用
  • 土はよく肥えているのに、穀物など一向に生えそうな様子はありません。 原民喜『ガリバー旅行記』より引用
  • 本人いや本狸は、狸の正体があらわれたのに一向に気づいた様子もない。 種村季弘『迷信博覧会』より引用
  • ハドリイの質問など、一向に耳に入らぬように、将軍は説明をつづけた。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
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