一入

全て 副詞
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  • 物言わぬ人であっただけに衝撃も一入ひとしおであったろうと言わぬばかりであった。 城山三郎『鼠 ─鈴木商店焼打ち事件─』より引用
  • などと挨拶あいさつ放送をやって、全国民をまた一入ひとしお感激させたのであった。 海野十三『東京要塞』より引用
  • 四十歳を越えての子だけに可愛かわいさは一入ひとしおなのかもしれなかった。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • 九人の中の一人は、二度目の入選だというから、喜びも一入だろう。 内田康夫『日光殺人事件』より引用
  • 探偵は千円の懸賞の為には一入ひとしお熱心を増した様だ、けれど少しの手掛りも得ぬ。 黒岩涙香『幽霊塔』より引用
  • 伯父は大輔の兄であり、二人兄弟だったから、悲しみも一入ひとしおであった。 内田康夫『浅見光彦殺人事件』より引用
  • 顔がくもると一入ひとしお美しさが引き立って、不思議な魅力が四方にくんじます。 野村胡堂『銭形平次捕物控 07』より引用
  • かゝるものさへ車と車との間に入れば、混雜はまた一入ひとしほになりぬ。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • 雨がおち暁方の一入冷え込む時間が来ると、その深さに追われて床を出た。 藤原晋爾『秋津温泉』より引用
  • その夜以来、お竹さんに対するいとしさが一入ひとしお募るのを、私は覚えた。 上林暁/坪内祐三編『禁酒宣言 ―上林暁・酒場小説集』より引用
  • それだからお役人やくにんこえるやう、一入大ひとしほおほきなこゑつたのだよ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 70 20080623』より引用
  • 娘は蒼白あおじろい顔をして、びんしずくらしているのが一入ひとしおあわれに見えた。 岡本綺堂『二階から』より引用
  • 秋津の気配の底から、また新しい一入深い虚しさがやって来るのであった。 藤原晋爾『秋津温泉』より引用
  • その親切な注意が二人の胸にはまた一入ひとしおの寒さを呼び出した。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • そこへからだがどことはなしにホツとしてますから、一入味ひとしほあぢがよくなつたやうにえるのですよ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 36 20080623』より引用
  • 二人が目を転じた先、引き戸を開けて、一入の少年が入ってきた。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第16巻』より引用
  • 特にこの二人は、犯行時刻と前後する頃に現場周辺を歩いているので、緊張感も一入ひとしおだった。 津村秀介『湖畔の殺人』より引用
  • ふだんから彼の親孝行を知っているだけに、みんなも一入ひとしおのあわれを誘われた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 空気が湿っていないためか、一入香りは高く、快く鼻の粘膜を刺戟する。 外村繁『日を愛しむ』より引用
  • 一入になった翼は右も左も分からず、一軒、探し出すにもかなりの時間を要していた。 山田悠介『リアル鬼ごっこ』より引用
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一入 の使われ方