一先ず

全て 副詞
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  • いずれにしても警官も周りの者も、辰男の神妙な態度に一先ひとまず安心をした。 岩井志麻子『夜啼きの森』より引用
  • 星田は一先ず家へ帰って、もう一度よくこの問題を考えてみようと思った。 橋本五郎『殺人迷路』より引用
  • おぬしが江戸表へ出て志を立てる気なら、おれも一先ず江戸まで共に行こう。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 二人はそこで一先ずここを去ることにして、元の塀の崩れたところから外へ出た。 海野十三『千早館の迷路』より引用
  • だがここで秀三は、男としての嗜好しこう一先ひとまず置いておかねばならない。 岩井志麻子『合意情死 がふいしんぢゆう』より引用
  • それが来れば、一先ず経済的な問題を切り抜けることが出来るわけだ。 伊藤整『太平洋戦争日記(二)』より引用
  • 子供らを国府津にやって一先ず安心してそうなったようです。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 一先ず、ネギ先生は心配ないので二人に昨日から少し気になっていたことを聞いてみる。 言乃葉『出席番号32番 衛宮』より引用
  • 夫婦は喜んでお礼を云いまして、そこを出て、一先ず町の宿屋へ帰りました。 夢野久作『豚吉とヒョロ子』より引用
  • 一連の日曜21時台の30分テレビドラマは本作で一先ず終了した。
  • 一先ず小太郎の要求に従おうかと遠坂が考えていた時、那波が口を開いた。 言乃葉『出席番号32番 衛宮』より引用
  • ともかくその手紙を見せて名残は惜しいが一先ひとまず帰京することに決めました。 橘外男『墓が呼んでいる』より引用
  • それで嫂の死は、自殺であると見做みなして一先ず事件の幕は閉じられてしまったのです。 海野十三『赤耀館事件の真相』より引用
  • その方向に一先ひとまず目標を置いて、この野を横切れと命じていた。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • そして二人に勧められるまま一先ひとまず山を下ることにしたのです。 橘外男『墓が呼んでいる』より引用
  • 蓋し事物は人々がそれ自身の立場に一先ず立つのでなければ批判されることは出来ないであろう。 戸坂潤『科学方法論』より引用
  • 日本軍も長い間の戦闘で可なり弱っても居るので、秀吉は一先ず大部隊を帰国せしめた。 菊池寛『碧蹄館の戦』より引用
  • 僕はドナウの流に沿うてくだることをやめ、一先ずそこで満足することにした。 斎藤茂吉『ドナウ源流行』より引用
  • 別れを告げるのに一時間も掛り、千恵造は一先ず伝三郎の家へ行った。 織田作之助『俗臭』より引用
  • こゝへ一先ず落着いて、それからゆっくりと死場所を定めますつもり。 子母沢寛『父子鷹 上巻』より引用
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