一どきに

全て 副詞
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  • 人間の頭つていふもんは、さう一どきに何もかも考へつくもんぢやない。 岸田国士『富士はおまけ(ラヂオ・ドラマ)』より引用
  • 家の中で、雪子さんとお父さんとお母さんとが一どきに笑い出しました。 夢野久作『雪子さんの泥棒よけ』より引用
  • 一どきにそのすべての証拠が眼前に繰り広げられ、彼女の胸はおどった。 フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』より引用
  • そのおかげで、地の上にはありとあらゆるわざわいが一どきに起こってきました。 鈴木三重吉『古事記物語』より引用
  • 一どきにまとめて手にいれようとして、なにもかも失ってしまったのです。 イソップ/亀山龍樹訳『イソップ寓話(2)』より引用
  • これはたまらんと、おらも相棒も一どきに海に飛びこんでしまいましただ。 アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』より引用
  • カンテラの弱い明りでは、両側の壁を一どきに見ることができない。 ヴェルヌ/金子博訳『地底旅行』より引用
  • これはとうてい一どきにできることではありませんでした。 竹山道雄『ビルマの竪琴』より引用
  • そこで頭取は構わずに始める事にして、今度は四十五人が一どきにどなり出した。 森鴎外訳『諸国物語(上)』より引用
  • 暗いものが一どきに彼の眼の前をすぎた。 松本清張『鬼火の町 新装版』より引用
  • 良庵は内部を見た瞬間、眼の中に一どきに色彩がとび込んできた。 松本清張『かげろう絵図(上)』より引用
  • それから本風呂で義太夫うなりの件、暑さと寒さを一どきに味はふ。 古川緑波『古川ロッパ昭和日記』より引用
  • 配膳室のドアをわざとコトコト叩いたら、内の連中は時間が時間だし何が来たのかと一どきにこっちを見ている。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 手と足が一どきに氷のように冷たくなってしまったけれども、心だけは一層大きな眼を見開いた。 宮本百合子『一つの芽生』より引用
  • 一どきに数千の人夫を集めたのもそのためだった。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • きっと、一人でいろんなこと一どきに考えて、それで温泉へでも行きたくなってしまったのね。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 一どきにしたいことが三つもあって、あの晩は弱ったわ。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 彼の心の中で消滅し鎮静したすべてのものが、一どきによみがえって頭をもたげたのである。 中山省三郎『カラマゾフの兄弟』より引用
  • 何がおかしいのか皆は目尻に冷笑を含んで、私が消えたら一どきに哄笑こうしょうしそうな様子だった。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
  • もとみたいに一どきにドッとは決してやらないんです。 宮本百合子『舗道』より引用
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