一つの卓子

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  • 崩れ出した人波の中へ大きな一つの卓子が運ばれた。 横光利一『頭ならびに腹』より引用
  • その広々とした部屋の隅に、まるで冷めたさに吹き寄せられたやうにして一つの卓子と数脚の椅子らしい破れたものが置かれてある。 坂口安吾『母』より引用
  • 四方の壁、二つの扉、一つの窓、一つの寝台、数脚の椅子、一つの卓子、それだけだ。 豊島与志雄『現代小説展望』より引用
  • 椅子と食卓が適当にばらまかれ、一つの卓子テーブルは一人が占領することに定っていて、それには銘々キュピットの形をした可愛らしい木の立札が立ててあります。 大倉燁子『耳香水』より引用
  • 一番窓際まどぎわ卓子テーブルに、豊ちゃんの云った「例のお仲間」の四人が、一つの卓子テーブルを囲んで、競技に夢中になっていた。 海野十三『麻雀殺人事件』より引用
  • 翌朝、一同は一つの卓子テーブルをかこんで、朝食をうんとつめこみました。 豊島与志雄『北極のアムンセン』より引用
  • ただ真中のところに、一つの卓子テーブルと、それを取囲む十三の椅子とが、まるで盆の真中にボタンが落ちているような恰好かっこうで、集っていた。 海野十三『独本土上陸作戦』より引用
  • 洞穴に沿うて真中に一つの卓子があります。 宮本百合子『二つの短い話』より引用
  • 炉側棚には湯沸しが湯気を立てていたし、ばらばらに撒き散らばっている書類の真中に、一つの卓子テーブルがぴかぴかと光っていて、その上にはたくさんの葡萄酒と、ブランディーと、ラム酒と、砂糖と、レモンとが載せてあった。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用