一々

全て 副詞
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  • それに一々出席していたらきりがないからたいてい出ないことにしている。 寺田寅彦『柿の種』より引用
  • ことに学校教育を受けた女は一々何でも人の言う事にさからいたがるようだ。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 其様な世間で言ふやうなことを、一々気にして居たら際限きりが有ますまい。 島崎藤村『破戒』より引用
  • それに一々名があったことが、むしろ不思議なくらいに私には感じられた。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • 自分の顔だちを一々判断しようとつとめたが、どうもうまく分らなかった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • こんな張合ひのない男の心を一々推測してはゐられないのである。 坂口安吾『姦淫に寄す』より引用
  • 必ずといったところが、一々調べて見ることは出来るものではありません。 柳田国男『日本の伝説』より引用
  • 皮膚の下に喰込んで行くのじゃから一々針で掘った位じゃ間に合わんよ。 夢野久作『超人鬚野博士』より引用
  • さすれば各種の病気を一々研究して、文献を多くする必要は更にありません。 小酒井不木『人工心臓』より引用
  • 一体、何か事あるごとに一々そこへ巡査を呼んで来たりするのはよくない。 大杉栄『獄中記』より引用
  • こんなことでもないと、一々訪ねることもできないやうな人達であつた。 徳田秋声『町の踊り場』より引用
  • それを一々百合子が書かずに居られないようでは、決して為にはならない。 宮本百合子『二つの家を繋ぐ回想』より引用
  • その出たらめを一々ちゃんと覚えているのは容易なことじゃない。 大杉栄『日本脱出記』より引用
  • 旅行馴れない旅人に見る一々の山の名前が気になるやうなものだつた。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 法水は衣袋ポケットから巻尺を取り出して、一々印像に当て靴跡の計測を始めた。 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より引用
  • また好きという内でも何が最も好きかというと、それは人によって一々違う。 正岡子規『くだもの』より引用
  • 今これ等の方法の一々に就いて考へて見るに、皆尤もな事ばかりである。 石川啄木『農村の中等階級』より引用
  • 一々批評するのは大事であるから單に之を指摘するに止めて置いた。 狩野亨吉『安藤昌益』より引用
  • 無学な者ちゅう者は何にも分らんとって、一々聞きたがるもんじゃわい。 加能作次郎『恭三の父』より引用
  • 自分の作る詩には、きっと一々月日を入れて一つだって抜けたものはない。 石川啄木『一握の砂・悲しき玩具』より引用
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