リガトゥーラ
全て
名詞
2 の例文
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計量記譜法が発作的に発展をとげたのは13世紀を通じてであった。古いリガトゥーラないしはリズム・モードが、後述のようにさまざまな理由から、ポリフォニーのかつてなく微妙な表記に堪えうるものではなくなったからである。少なからぬ問題は、総譜のかたちにして記譜するより、各声部ごとに記譜して別々に製本するほうが安上がりだったので、そうするための方法を見つけなければならなかったということである。
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ということは、実のところブレヴィス細分化のための分割点は、いたずらな混乱を招いただけの、無用の長物だったということになる。そもそもセミブレヴィスの走句が2つのリガトゥーラに挟まれていれば、明らかにグループ分けだからである。それでもペトルス・デ・クルーチェの考案した、ブレヴィス分割の自由な用法は、音楽様式にとってはかり知れない意義があった。
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