ラバーテ
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近年ウフィツィ美術館において再構成されたこの三幅対祭壇画には、聖母子と聖ニコラ、聖プロコロ、三幅板絵の上部に位置する尖塔装飾には救世主キリスト、聖書記者ヨハネ、洗礼者ヨハネが表されている。ヴィーコ・ラバーテ教会の《聖母子》と比較するならば、アンブロージョは本作品において長足の進歩を遂げていることが見て取れる。人物像は彫塑性を増し、洗練されて、繊細な明暗技法が用いられ、豊かな装飾性も見られることから、本作品をもってジョット派の絵画様式に接近したと言えるだろう。
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幼子は聖母を見つめており、手首と左足は実際に子供が足を蹴る動きを模している。ヴィーコ・ラバーテ教会の《聖母子》制作から1332年までは、アンブロージョの画業のなかで最も不明瞭な時期である。この時期には、制作年代の入った作品も史料的裏付け可能な作品も見つかっていないためである。
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