メアシャウム
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名詞
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灰皿のそばに三本置いてあって、そのうちの一本はメアシャウム〔海泡石〕だが、彼が探していたのはいつも肌身離さず持って行くお気に入りのやつだった。
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そのパイプの銘柄が何で、ブライヤーのグレインがどうであったかなどとは、ひとことも書いてない。メアシャウムといえば、本篇『メグレとベンチの男』で、ルイ・トゥーレが老会計係のサンブロンにプレゼントするパイプが、やはり海泡石である。海泡石のパイプは練りものでないかぎり値段が張るにきまっているのだから、そのときのルイの懐ぐあいの温かさが、この一語でみごとに表現されているわけである。
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