ミヤマバイケイソウ
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名詞
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藤原岳のようにフクジュソウやアワコバイモには一本もあえなかったが、新緑のブナやミズナラの樹林の中は明るく、花々にむかえられて、昨日の金糞岳での疲れが、登るほどに拭い去られてゆくようであった。八合目近く、ミヤマバイケイソウの大群落が、鮮やかな緑で両側の谷を埋め、あの白く小さくかたまって咲く花が満開になったら、どんな美しさであろうかと想像するさえ、胸が緑のさわやかな流れで満たされるようであった。中腹から見えはじめて来たカタクリは上にゆくほど増えていき、しばしばかたわらに休んではその美しさに見とれた。
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ただし、バイケイソウはこれら山菜とは味が違うのが特徴。ミヤマバイケイソウは、バイケイソウの高山型で北海道の中央高地と本州の中部以北の亜高山帯から高山帯下部の湿地に分布する。
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