ミズヨロ
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名詞
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もちろんこれは平清盛が火の病ということを知った者でなければ付けられぬ名ではあるが、ここにも胸の羽が水に映って火に見えるという話が、かつて行われていたことを推測せしめるだけでなく、事によるとこれも啼声のケロロ・キョロロが、こういう異名を誘い出す元であったかと思う。そう考えて行くと土佐や山城のミズヨロの語も偶然ではないようである。熊本県の阿蘇地方では、チヨユミドリというのがこの鳥のことらしいが、啼声が少しちがっている。
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ミズヨロは多分啼声を写したもので、なお想像を進めて見れば、これにも水を悦ぶという意味が持たせてあったのかも知れぬ。