マウタレニア
全て
名詞
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マリウスはヌミディア王国の再南端にあるカプサを攻め落とし、遠隔地での反乱を防ぐ為に全ての成人男子を処刑した。他にヌミディアとマウタレニアとの境にある要塞を攻め落とすなど強行軍を続けたが、軍事的勝利だけでユグルタを屈服させる事は困難であった。焦点はユグルタを支援するマウレタニア王国との外交に移り、マリウスは副官に指名した財務官ルキウス・コルネリウス・スッラに秘密交渉を一任した。
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閥族派はマリウスの復権を恐れており、スッラがその脅威を煽る事で閥族派の指導者となりつつあった。マウタレニア王ボックスがスッラがユグルタを捕える場面を描いた記念像を元老院に贈った際にはこの像を破壊しようとする民衆派とそれを阻止する閥族派との間で争いが起きている。紀元前91年、マリウスがスッラと閥族派への敵意を深める中、ローマはマリウスの軍制改革の結果として思わぬ戦争に引きずり込まれていった。
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