マイクロボイド
全て
名詞
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脆性破壊とは弾性変形を越えた応力によって、固体材料の原子結合が切断されるために起こる破壊現象であり、ガラスの室温での破壊が代表的である。対して、延性破壊は塑性変形が進んだ後に破壊に至る現象であり、金属材料では転位の集積によりマイクロボイドが発生・合体することで生じる。結果として、延性破面はディンプルと呼ばれる孔が連なった複雑な形状を呈し、脆性破面は平滑な面が連なった形状を呈する。
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こうして材料の一部が脆性破壊ないし塑性変形すると応力状態が変わり、続いてその時点の応力状態で容易な脆性破壊か塑性変形が次々と起こっていく。塑性変形が続くと、やがて転位のような格子欠陥が集積してマイクロボイドを生じて、延性破壊に至る。本項のかつての説明のように、脆性破壊と延性破壊を排他的に考えるのは正しくない。
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