ピンと張りつめる

20 の用例 (0.00 秒)
  • 室内の静かな空気のなかに、何かピンと張りつめたものが感じられる。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『02 最終作戦』より引用
  • だが、二人のあいだにはピンと張りつめたきずなのようなものが存在する。 岡野麻里安『銀の共鳴1 桜の降魔陣』より引用
  • 顔色は心なしか青白かったが、神経はピンと張りつめているように見えた。 清水義範『いい奴じゃん』より引用
  • ピンと張りつめて期待するような空気が暖かい天幕のなかに満ちた。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 07 ハリー・ポッターと死の秘宝 (暫定訳)』より引用
  • そのとき心の中にピンと張りつめるものは、あとから再び体験しようと思ってできるものではない。 山際淳司『Give up オフコース・ストーリー』より引用
  • 二人の間で、曲芸の綱渡りのようにロープがピンと張りつめていた。 伊豆平成『PATRONE1 護民官ルフィ&ワイリー』より引用
  • けれど、その底になぜか不安の糸が一本ピンと張りつめていて、時々、わけもなくふさぎ込んでしまった。 井形慶子『ときどきイギリス暮らし』より引用
  • 苦笑を零す陽子の表情は、脆く危ういがピンと張りつめた強いものを感じさせる。 同人『十二国記』より引用
  • ステージと観客席との間がピンと張りつめる。 川島誠『ロッカーズ』より引用
  • 冷たい光沢をたたえてピンと張りつめた、日本のエジソンの目は何処へ行ってしまったのだ! 森村誠一『大都会』より引用
  • 表世界はピンと張りつめた思考の空間だ。 池上永一『テンペスト2 花風の巻』より引用
  • 言わば弓のつるみたいに気持をピンと張りつめて、服装や髪だっていつもきちんとしておくわ。 チェーホフ/原卓也訳『かもめ』より引用
  • 開始の合図と共に体がピンと張りつめた。 山田悠介『リアル鬼ごっこ』より引用
  • 三方の壁に張りついた髪も、加藤をとりこにした髪も、さらに中村少年を絞め殺した髪も、どうしたことかピンと張りつめ、根が生えたように動かなかった。 荒俣宏『帝都物語3』より引用
  • ちょっと触れても鳴りひびく弦のように、今、竹山の心はピンと張りつめていた。 三浦綾子『ひつじが丘』より引用
  • ピンと張りつめていたが、エンジンは楽に動いて、絞盤に索が着実に巻きこまれている。 イネス/皆藤幸蔵訳『銀塊の海』より引用
  • 大久保の体は地下室にみ込まれ、仏間から見える死刑台にはピンと張りつめたロープが残った。 大塚公子『死刑囚の最後の瞬間』より引用
  • 彼女の声に、部屋の空気がピンと張りつめる。 藤ダリオ『出口なし』より引用
  • 轟音ごうおんと同時に死刑囚の姿は地下に消え、刑壇にはピンと張りつめたロープが残るばかりとなる。 大塚公子『死刑執行人の苦悩』より引用
  • 彼は、客にやとわれた本物の漁夫のように、船の速度につれピンと張りつめた三本の釣縄を監視していた。 武田泰淳『快楽』より引用