ネワラ
全て
名詞
18 の例文
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おそらくそれを知っていて、逗留の場所に使ったのだろう。見ると馬は車から離され、安心した様子で寝藁の上に横になっている。
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そのあと鳥の一羽が籠のそばに留まって、籠の格子ごしに目を光らせる一方、別の一羽は大窓から飛びたってもどってこなかった。籠のなかには快適さをもたらすものもなく、王は寝藁に腰をおろした。絶望が重くのしかかり、この窮状は恐ろしいものであるとともに不面目なものでもあるように思った。
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馬のことも忘れていなかった。ラマーダのなかに積まれていた大量の乾草がまぐさにも寝藁にもなった。すべての準備がととのってしまうと、グレナヴァンとロバートとインディアンはめいめいポンチョにくるまり、パンパの猟師がいつもベッドにするアルファレスの褥の上に身を横たえた。
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汚い寝藁が一面に散らばっているのを見ただけで、ここに誰か寝ていたことがわかる。兵長をちらっと見ると、むすっとした顔でこちらを見返してきた。
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彼は馬の後退癖がひどくきらいだった。二人は馬を厩の前の寝藁をほす石だたみのところにつれて行った。補充兵の厩当番は、三年兵殿、自分がやりますと申しでたが、曾田は鞍を馬の背にのせて腹帯をひとりでしめた。
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中年の百姓夫婦と子供二人の家族であった。亭主は土間に立っており、女房と子供らは寝藁の中にすわっている。いかめしい新兵衛のひげ面に、恐怖しきっている。
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ユニコーンの子が起き出したらしい。四頭の成獣は屋根の下に寄り集まり、寝わらに足を折ってこちらに顔を向けている。眠ってはおらず、耳だけが静かに動いていた。
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「ああ、そうだったな」 イアルは息子をゆすりあげ、抱きなおした。獣の匂いと寝藁の匂いが鼻についた。驚くほど温かい息子の身体を抱えて、イアルは王獣舎をあとにした。
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戸にとりついて、ガタガタとあけた。同時にそのうしろで寝藁をガサガサいわせていたあたりで、ボウと灯がついた。囲炉裡の埋み火から脂松に火をうつしたのであった。
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サエが坑道から出ると、言われた場所で待っていた犬が、うれしそうに立ち上がって尾をふった。犬が近づいてくると、サエは帯に挟んだ寝藁を抜いて、その匂いを猟犬に嗅がせた。とたん、犬の様子が変わった。
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自身のプロフィールでは寝藁上げを特技として挙げている。また、この番組での出会いをきっかけとして中央競馬騎手の松岡正海との交際が始まった。
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そんな痕跡がどこにあったのだろう。寝藁が乱れていたのは見たが、あの乱れ方の中に、そんな動きの跡が、本当に見えたのだろうか。サエはうつむき、犬の耳にそっと触れた。
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その獣はぶ厚い寝藁を敷いてあるにもかかわらず、右の前足をまっすぐつきだしている。
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見る見るうちに鎖は大きく口を開き、あっけなくちぎれ飛び、ヴァンは後ろにひっくりかえった。乱れた寝藁の上に尻をつき、手にぶら下げた鎖を、ヴァンは呆然と見つめた。己が引きちぎった鎖を、しばらくそうして見つめていたが、やがて、はっと我に返ると、足枷についている鎖の残骸を引き摺りながら、駆けだした。
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真王の王権の象徴たる王獣を人の手で保護する場合は、あの規範に沿わねばならない。餌としてなにを与え、どういう寝藁を使うかまで、あの規範は細かく定めている。
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エシリはカロナを落ち残った屋根の下に運び入れると、厚司の前をはだけ、真っ裸にしたカロナの肌を自分の肌にくっつけ合わせ、ぎっしり抱きしめて横になった。「寝藁を頭から山ほどかけてけれ」エシリは藁の中から首を伸ばして叫んだ。そのまま二人は夕方まで起き上がらなかった。
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いずれも南ヨーロッパのものである。他にイギリスなどではいわゆるヒースから枝箒や燃料を得て、あるいはこれをもって寝わらとし、屋根を葺きと生活の多くの面で利用してきた。エリカ属と、それにギョリュウモドキ属の繁茂する荒れ地はイギリスではヒース heath、ドイツではハイデ Heide と呼ばれ、荒野に拡がる矮性低木群落として独特の景観を呈する。
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