ドカ雪
全て
名詞
18 の例文
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史上最高を記録する。この年の冬は寒さが厳しく、三月になっても各地でドカ雪がみられた。夏はうってかわって猛暑。
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ドカ雪が降る頃になると、子供の頃、毎日のように家の前の道路の雪かきをさせられたことを思い出す。当時は雪の量も今よりはるかに多かったし、機械力による除雪がほとんど行われなかったから、雪かきはとにかく大変な仕事で、学校の作文のネタにもよく使われたものである。
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ここまで来て、惜しい気もしたが、雪崩の危険があっては近づけない。民宿の管理人が開発した雪に強い新道だったが、やはりここ数日降りつづいたドカ雪を支えきれなかったらしい。だが引き返しかけたものの、弥平の心に引っかかるものがあった。
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河川敷は広大ではあるが三年に一回は大洪水に見舞われ、土を運び去られる。上杉謙信の昔から越後にとって最大の悩みはドカ雪と暴れん坊の信濃川だった。信濃川を治めることは新潟県人の宿願で、河川敷問題はその象徴でもある。
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食糧もなくなってくるし、これ以上天候待ちは許されない。私は意を決し、氷河のドカ雪の中を前進していった。ガスの中でたよりになるのは磁石だけだ。
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車が楽に玄関のところまで入ってこられるようにしておかなくてはならない。孝史の生まれ育った北関東は、冬の空っ風こそ凍るほどに冷たいけれど、ドカ雪が降るという地域ではない。雪かきの要領をつかむまでは大変だった。
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小屋主は越中小川温泉山崎村羽入からきている長津という人であった。冬山の第一の危険は雪崩であるが、初冬の雪崩は殆んど一次のもので、真冬や春のようにどか雪の降ることが少ない。
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この地域は乾燥しており晴れの日が多く、乾燥した風は、空っ風とも呼ばれる。また、雪は上空の気温が低い所に南岸低気圧や気圧の谷が近づいた場合に限られ、粉雪かドカ雪のパターンが多い。積雪は少なく、特に平野部の東京都内・横浜市・千葉市の大都市周辺では積雪はまれである。
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秋の稔りを微かに残した、どこか優しげな青である。この空も、次にこくりと頷けば、その時に降ってくるのは、優しさなどかけらもない、山全体を呑み込もうとするかのようなドカ雪になるはずだ。山住みの人々がじっと息を潜め、遠い春を待つ日々が、すぐにもやってくる。
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あまりに論理的整合性にこだわると二進も三進も行かなくなるのが普通である。ドカ雪をかき分けるとき、あまりにも広くきれいな道をはじめから作ろうと思うと一向にはかどらないように。もちろんパイオニアが開拓した、人一人がやっと通れるだけのあぶなっかしい道を、誰でも安心して通れる大道に整備する役柄も大切にはちがいない。
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俗語や、糞尿などといった尾籠な題材も一茶はしばしば用いた。冬、どか雪に閉じこめられるようになり、また室内で屁くらべが始まってしまうという情景を詠んだ句である。擬人法は、一茶の句の中で最もしばしば見られる表現である。
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そこに時速四十五キロ、八十人乗りの大型空中ケーブルと二人乗りのリフト三台、Tバーリフト四台が山いったいに動いている。この全長六十キロにおよぶコースを二台の大型ローラー雪上車がフル運転して、コースを踏みならしているが、ドカ雪が降った後や、傾斜度四十度近くもある上級コースの地ならしは、当然パトロール員の仕事となった。朝の試走が終わって、客がくる前に、われわれはふた組に別れ、上級コース、中級コースに一団となって並び、スキーを横に、階段を下るようにして一歩一歩踏みかため、コースを開くのだ。
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異常に雪が多い冬の到来だった。富治が小太郎のあとをつけてクマを撃った三日後、最初のドカ雪が大鳥の山々に襲いかかり、一晩で三尺も積もった。それが毎日のように続くのである。
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やや内陸に位置し、冬は沿岸部の新潟市や金沢市などと比較して積雪しやすい。降雪量や最深積雪の平年値は富山市より少ないものの、日本海寒帯気団収束帯の影響を受けると北陸3都で一番のドカ雪に見舞われることもある。暖冬年と寒冬年の降積雪量の差が大きいのが特徴である。
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北部の日本海側気候の地域では北西の季節風の影響で降水日数ならびに降雪量が多くなる。日本海寒帯気団収束帯の影響を受けると半日から数日の短時間で積雪が急増し、豊岡市街地や香住などの平野部でも50cmから1m前後のドカ雪となることもある。播磨北部の内陸部でも、南部の沿岸部・平野部と比較すると降水日数がやや多くなり、日本海から活発な雪雲が南下してきた場合は20cm前後の大雪となることもある。
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降雪量は市内各地区によって違いがあり、忠和地区や春光台地区では旭川気象台観測より約30 %増の降雪量を観測する。降雪量の平年値は北海道内で倶知安町、岩見沢市に次ぐ数値を記録しているが、どか雪が比較的少ないため最深積雪は余り大きくならない。
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そもそも実乃梨との諍いの元凶でもある小さな白い顔を見返し、不意に憎たらしさは都会にたまに降るドカ雪の如く、ズンズン静かに降り積もった。