トルキスターン
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名詞
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さて前に述べたごとくカーンが殺されたとき、その従兄弟のフィールーズが帝位につき、カラーコルムの町を都に選んだ。その理由は、その従兄弟たちであるトルキスターンやマー・ワラーン・ナハルの王たちの領土と近いためであった。やがて、前のカーンを殺す陰謀に加担しなかった諸王が、新しい皇帝に叛き、街道を塞いだので、混乱はようやくひどくなってきた。
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都ファースに帰着したのは七百五十年シャアバーンの月の終りの金曜日のことであった。ふるさとにもどり、アブー・イナーン王の前に立てば、その威厳はイラク王のそれを、美しさはインド王のそれを、優雅な態度はヤマン王のそれを、勇気はトルコ族の王のそれを、温容は東ローマ皇帝のそれを、敬虔さはトルキスターン王のそれを、知識はジャワ王のそれを忘れさせるのである。わたくしはこの王のしろしめす気高い国に旅の杖を棄てた。
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