ソフィスト的論駁について
全て
名詞
2 の例文
(0.00 秒)
-
一つの言葉に複数の意味を読み取れる状態、すなわち言葉が「多義性」をもつ状態を「曖昧」 という。哲学・論理学の歴史において「多義性」は古くから言及されており、例えばアリストテレス『ソフィスト的論駁について』では、論理的誤謬に関する文脈で言及されている。近代以降では、文芸批評家のウィリアム・エンプソンが、著書『曖昧の七つの型』において書名通り「曖昧」を7つに分類し、多義性に積極的な価値を見い出し、ニュー・クリティシズムの先駆となった。
...
-
アリストテレスの著書『弁論術』では、先行する諸学説をまとめてレートリケーを体系化した。そのほか、『弁論術』の関連著作に『詩学』『トポス論』『ソフィスト的論駁について』などがある。アリストテレスはレートリケーを論理学と似て非なるもの、えせ論理学のようなものと捉えていた。
...