スイザン

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  • 晩年衰残の悲運を誰か知ろうぞ、かれは実に一座の花形役者であった。 ...
  • こんなふうにしかばねより醜い衰残の姿をさらして生きていかなければならないこともあるってことね。 ...
  • そういう衰残のあわれな顔を刻んだものは、ただ老年と疾病しっぺいのみではなかった。 ...
  • もうこんな衰残の身となっては、はるばる天竺へ到達するまで運よく生きていられようとは、自分ではとても思えない。 ...
  • もちろん、私は此らの人々の来歴を詳にしてゐないが恐らくや小芝居の俳優中の大半の経歴と同じく彼らとても一とたびは檜舞台を踏むの機会を有しながら、自らの性情その他が原因して失敗衰残の後半生を六区高塔下の舞台の上に曝してゐた悲惨の人々なのであらう。 ...
  • 衰余の国民が文明国の干渉によって勃興ぼっこうした例は少ないが、今は商業も著しく発達し、利益と人道とが手を取って行く世の中となって来たから、よろしく日本を良導して東洋諸衰残国の師たる位置に達せしめるがいいというような、比較的同情と親愛とをもって進んで来るものもある。 ...
  • 電車はまだ布設されていなかったが既にそのころから、東京市街の美観は散々に破壊されていた中で、河を越したの場末の一劃ばかりがわずかにさびしく悲しい裏町の眺望ながめうちに、衰残と零落とのいいつくし得ぬ純粋一致調和の美をあじわわしてくれたのである。 ...
  • それは明治二十四年の六月、この座で初めて上演された桜痴居士の作で、団十郎は今度が二度目であったが、その衰残のすがたが著るしく眼について、恐らくこれが最後の舞台ではないかという一種の予覚を我々にあたえた。 ...
  • 柳橋を過ぐる詩と橿園かしぞのに訪はれた詩とには、稍衰残の気象が見える。 ...
  • 始識衰殘美 始めて識る衰残の美、 臨風白鬢斜 風に臨んで白鬢斜なり。
  • たしか、スイザンという名だったと思う。 ...
  • おかしがたき大自然の威厳を示して、市九郎の前に立ち塞がっていた岩壁は、いつの間にか衰残の乞食僧一人の腕に貫かれて、その中腹を穿つ洞窟は、命ある者のごとく、一路その核心を貫かんとしているのであった。 ...
  • 城明渡しに当る大石内蔵助の態度に悲壮感がなく、また衰残や哀愍あいびんの情感がいささかも見えなかったことに依る。 ...
  • さる老落語家の手記によると、於梅は寄席では主に手踊りなど見せていたらしいが、衰残の大姥桜、せっかくの踊りも脂気が抜けてただいたましく寄席もひと廻り巡演しただけで好評再演というわけにはいかず、最後は郡部の寄席へまで看板をさらした、とある。 ...
  • 天床、畳、壁、障子、襖、小さな天地ではあるけれども、すべ敗頽はいたい衰残すゐざんの影が、ハツキリと眼に映る。
  • 十二階歌舞伎の幕間余興は、衰残の緞帳役者たちと異つて太神楽、活惚のベテランのみが出演してゐた。 ...
  • 芝居は終わりだ、スイザン。 ...