カハリモノ
全て
名詞
2 の例文
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アハセもしくはオカズという副食物も、大体に手数のかからぬ物をきめて、いつも同じような献立をくりかえしていた。是に反して時折と称する節の日には、必ずシナガハリを拵えて食ったので、カハリモノは通例みな多分の準備を要するものであった。女が当然にその役目をつとめる。
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家々の家族は毎日のように、東京でいわゆる御惣菜ばかりで御飯を食べている。これに反して田舎では、正月と盆は申すに及ばず、大小の祭礼や休みの日には、カハリモノと称して通例でない食物を給与せられる。常の日の食物が思い切って平凡であるだけに、家族一同婦人小児までが、これに参与することを楽しみにしている。
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