イタチナミハタケ
全て
名詞
2 の例文
(0.00 秒)
-
枯れ木や枯れ枝から発生し、かさが半円形ないし扇形あるいは貝殻状をなすことや、柄がきわめて短いことなどにおいてはアセタケ科のチャヒラタケ属を思わせるところがあるが、後者は肉がもろくて柔らかく、胞子が褐色系の色調を呈するとともにアミロイド性を示さない点で異なり、まったく別系統に属する菌群である。また、イタチナミハタケ属は、枯れ木上に発生し、子実体がじょうぶな革状肉質で腐りにくく、胞子が無色でアミロイド性を示すなど、ワサビタケと共通する性質を有してはいるが、子実体の組織中には油管菌糸と呼ばれる特殊な菌糸が多数存在しており、今日ではベニタケ目のマツカサタケ科に置かれている。
...
-
また、メチルブルーで青く染まる顆粒状の内容物を含むものをグレオシスチジア、著しく光を屈折して輝いてみえる油状の内容物を有するものを油管シスチジアという。前者はサンゴハリタケ属Hericium 、後者はイタチナミハタケ属Lentinellus その他に、その典型的な例がある。さらに、アセタケ属Inocybe やアナタケ属Schizopora などに見出される、厚い壁を備え、表面に不定形の結晶をこうむるシスチジアは、特にランプロシスチジアと称されることがある。
...