よこ向き
全て
名詞
18 の例文
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山代はああ、思い出したと思った。そして横向きにしている体を少しも動かさないで、そのままにしていた。そのままの姿勢を保っていたら、まだその先きを思い出して来るかも知れないという気持だった。
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木内はおそるおそる近づいてみた。やや横向きになっている野々村の顔は、生きている者の顔ではなかった。割れたガラスの尖端が喉に突き刺さったらしく、頸動脈が切れたようで、おびただしい血が周囲に広がっていた。
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おげ丸の長刀を握っていたのは、その左腕であった。彼は左横向きになっていたのではなく、右横向きになっていたのであった。それでも迅雷のごとき高安篠兵衛の大刀は、おのれになぐり落されたおげ丸のその左腕を、ばさっと肩のつけねから斬り離していた。
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いやな予感がした。彼は折れたストックを捨てて、横向きになって高度を稼ぎ取っていった。宮村健が八ヶ岳登山の際にストックを折ってひどい目にあったという話を思い出した。
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いつのまにかまた横向きになって、膝を曲げた初めの姿勢に戻っていた。私は温い湯の中に全身を涵しながら、こういうことを考えた。
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通常の武将カードが縦なのに対して、これは横向きに印刷されている。軍師カード自体には武将コストや能力値が設定されておらず、直接戦闘には参加しないが、同名の武将カードと同時に使用できない点や、デッキ内の勢力の種類の計算に含まれるということについては、通常の武将カードと同様である。
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皆、同じ学校に通う女の子たちである。三人が川の字になり、その頭の上にもう一人が横向きに布団を敷いていた。娘は、川の字の真ん中に陣取っている。
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カメラはすぐにその跡を追わず、電車が駅に着いて乗降のあるときに紛れて香奈のほうへと向きを変えた。香奈はホームとは反対側のドアに横向きにもたれるように立っていた。足元ではブーツの爪先を交差させるようにして、窓ガラス越しに遠くを見つめるような顔をしていた。
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ファムは手をふって部屋のなかを泳いでいき、奥の壁の席についた。彼らに対して顔が横むきになってしまうが、狭い酒場だからしかたない。トルード・シリパンは、バーのわきに浮いているベニーにむかって手をふった。
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お長も時々袖を引いて手真似で話す。沖の鳥貝を掻く船を指して、どの船も帆を三つずつ横向きにかけている。両端から二本の碇綱を延しているゆえ、帆に風を孕んでも船は動かない。
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身体を真っ直ぐにできないまま、揺れ幅がどんどん大きくなり、気付くとおれは固い地面に転がっていた。左腕を下にして横向きに倒れ、そのまま動くことなくじっとしていた。目は開いている。
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さらに弓を仕掛けた近隣の樹木の幹を目の高さのあたりで削り上げ、弓矢の絵を描くか、十文字に組んだ木を立ててアマッポの存在を知らせる。一方で人間側も用心して、見知らぬ山野を歩く際は杖を横向きに構えた。杖を進行方向の前部に出せば、張り糸に触れる恐れがあるからである。
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空手、日本拳法、中国拳法、少林寺拳法、テコンドー、キックボクシングなど ほとんどの足技を使う格闘種目で使われている。相手に対し自分が横向きの姿勢から技を繰り出すのでこの名がある。サイドキック・足刀蹴りもこの分類に含まれる。
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こういうことを繰り返して、私は一番奥の内庭まで来ました。そこで、私は横向きに寝ころんで、二三階の窓に、顔をあてゝみました。窓はわざと開け放しにされていましたが、その室内の立派なこと、どの部屋も、目がさめるばかりの美しさです。
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怪塔が横になっているので、すべての機械るいは横たおしになっています。三人の黒人が入っている三つの太い鉄の円筒もみな横むきになっていました。帆村探偵は、どこにいるのでしょうか。
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ホームレスの鼾だが、寝たふりだ。横向きに転がって腕で顔を隠しているホームレスの表情はわからない。ただ、その鼾は、あきらかに演技だ。
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カウンターがL字型になっているので、ママの横向きの姿がよく見える。薄茶のドルマン・スリーブ。
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