ように真白

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  • その瞬間、青年の顔が白蝋はくろうのように真白に強張こわばるのを見たからである。 横溝正史『青い外套を着た女』より引用
  • もともと血の気のなかった唇が、まわりの産着のように真白になった。 シムノン/矢野浩三郎訳『メグレとベンチの男』より引用
  • 三日の間、水につかっていた浅吉さんの姿は、ろうのように真白なそうです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 東側には、吹き寄せた雪のように真白な、桜の並木が、続いていた。 モンゴメリ/神山妙子訳『アンの青春』より引用
  • やがて七十歳になり、髪もひげも鶴の羽のように真白になったが、まだ身体は元気だった。 駒田信二『中国怪奇物語〈神仙編〉』より引用
  • 信次の名前を呼んだのは女だったが、夕日を背にしているので、顔がお面をかぶったように真白に見えた。 藤沢周平『夜消える』より引用
  • そして象牙ぞうげのように真白で艶々つやつやしい二の腕をのばしてこまを一つ捨てた。 海野十三『麻雀殺人事件』より引用
  • やがてかれもまたマッコイを認め、牛乳のように真白になった。 ジェイムズ・ブリッシュ『03 地球上陸命令』より引用
  • 彼のフォルクスヴァーゲンは埃と灰で雪を被ったように真白だった。 中村正『元首の謀叛』より引用
  • 歯の白さは象牙ぞうげのような白さというのではなく、陶器のように真白で、つやつやと光っている。 バローズ『火星シリーズ01 火星のプリンセス』より引用
  • 二人は、白い息を吐きながら、日の出前の雪のように真白に霜のおいた道を、とりでの方に向った。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • 勿論画面の調子から云って、吾人ごじんが既に充分に知っている赤外線写真と同じで、たとえば樹々の青い葉などは雪のように真白まっしろにうつって見えた。 海野十三『赤外線男』より引用
  • その額には切り込んだような深いしわが、幾本も幾本も並行に走っていて、頭髪は私と同じように真白であった。 海野十三『空中墳墓』より引用
  • そこは全く裸の部屋で、石目模様もない純白の幅広くて厚い石の板が一枚あるだけでガランとしており、その石板は同じように真白な四本の石脚柱で支えられている。 ジェイムズ・ブリッシュ『09 明日への帰還』より引用
  • ホテルの裏口に積んであった空箱あきばこの山が崩れて、そのあたりは雪がふったように真白に、木屑きくずが飛んでいることであった。 海野十三『○○獣』より引用
  • その人は頭に雪のような白髪しらがをいただき、ほおからあごから鼻の下から、これまた雪のように真白なひげを生やしている。 横溝正史『風船魔人・黄金魔人』より引用
  • 一日前まで墨のように黒かったわたくしの髪がただいま御覧なさるように真白になっていたのでございます。 森鴎外訳『諸国物語(上)』より引用
  • 花盛りのころに、納屋の屋上から見ると、一面に、白い布を敷いたように真白だ。 レマルク/蕗沢忠枝訳『西部戦線異状なし』より引用
  • 顔や体つきを見ると、まだ四十そこそこの年配と見えるのに、頭を見るとまるで七十の老爺ろうやのように真白なのだ。 横溝正史『青い外套を着た女』より引用
  • それはすばやくうかび上がって皮膚を赤く染めたと思うと、たちまち底に沈んで、そのときには杉江の顔はほとんど紙のように真白になる。 藤沢周平『秘太刀馬の骨』より引用
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ように真白 の使われ方