ような重々しい

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  • すると盛の友人のひとりが、裁判官のような重々しい口調で言った。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(3部)』より引用
  • 廊下の奥に、そこだけ場違いのような重々しいスティール製のドアがあった。 馳星周『不夜城完結編 長恨歌』より引用
  • 彼らの眼には、天をささえるような重々しい太い柱が見える。 和辻哲郎『偶像崇拝の心理』より引用
  • 大柄な顔だちのせいもあるが、まだ二十四でしかないのにまるで大夫人グラン・ダームのような重々しいところがある。 久生十蘭『だいこん』より引用
  • ぼそりと、それまで聞いたことのないような重々しい声で、ウフコックが言った。 冲方丁『マルドゥック・スクランブル The First Compression 圧縮』より引用
  • 恋、などいう言葉を混えるのがおかしいような重々しい口調だ。 山田風太郎『忍者六道銭』より引用
  • 腹に響くような重々しい音が船内に満ち、機械的な音声が機関制御室に集まるよう告げた。 森岡浩之『星界シリーズ 星界の断章 01 星界の断章 Ⅰ』より引用
  • 女性層を意識した作風ではあるが、話自体はテレビシリーズの第14話・第22話・第27話・第29話のような重々しい雰囲気が描かれた。
  • ドアがこもったような重々しい音を立てて閉まった。 パトリシア・コーンウェル『証拠死体』より引用
  • 彼が急にかすれたような重々しい声でそう切り出した時に、彼女は思わずぷっと吹き出してしまった。 福永武彦『海市』より引用
  • そのお座なりの微笑が消えると、その顔は、相手を非難するような重々しいマスクに変った。 ガードナー/能島武文訳『管理人の飼い猫』より引用
  • 聴き手とうまく交流するにはどうしたらよいか、彼らを感動させるような重々しい文句をどこに挿入したらよいのか、気のきいた小話を使って聴き耳をたてさせるにはどういう方法をとるべきか、はたまた最後には、どの程度の流麗さでその場の雰囲気に合致した結論をつけるべきか、などの幾多の高等な技術を身につけていた。 モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • 女は大股でゆっくりと部屋の中に入ってきました、まるでロダンの『考える人』のような重々しい足取りです。 クイーン/田村隆一訳『Zの悲劇』より引用
  • それを下りると、鉄のような重々しい扉にぶつかった。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • その様子は、老年の気むずかしさと、神のような重々しい威厳とが、奇妙にまじりあったものであった。 ポー/佐々木直次郎訳『アッシャー家の崩壊』より引用
  • タヌは、急に安南アンナンの女王のような重々しい声で、「君は『幸福の鍵』ってのを持っているそうですが、本当ですか」と、ご下問になった。 久生十蘭『ノンシャラン道中記』より引用
  • その前に、彼は何かひざまずくような重々しい気持で、きたつ自分の憤怒ふんぬを、唇をかみつけることによってのみこんだ。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 大岩を転がすような重々しい声が響き渡る。 九里史生『SAO Web 02』より引用
  • ラガルディーは南仏人特有の熱っぽさに大理石のような重々しいところを加えた、あのすばらしく青白い顔をしていた。 フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』より引用
  • そのような重々しい、無限にひろがる物を抱きしめているような想いが、馬屋光子を抱くたびに、私の胸にみちた。 村松友視『百合子さんは何色 ―武田百合子への旅』より引用