ような妖しい

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  • そういう殺し方でないと満足できないような妖しい気持が生れたのでしょう。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • そのひとみには、今まで見たこともないようなあやしい揺らめきが宿っていた。 今邑彩『暗黒祭(「蛇神」シリーズ最終巻)』より引用
  • けれども、しんから力が抜けてしまうようなあやしい感覚が秋生を叫ばせた。 山藍紫姫子『堕天使の島』より引用
  • ふと顔をあげると、あたかも幻覚を見ているような妖しいことが起った。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 花式部という花には私を黄泉よみの国へでも誘うかのような妖しい力があったように思います。 時実新子『言葉をください 新子の川柳エッセイ』より引用
  • きわめて重大な理由がなくて、このような妖しい記述が在りうるものではなかろう。 坂口安吾『安吾の新日本地理』より引用
  • その細い眼はほとんど有機物の光をおびず、雨の夜の三日月のような妖しさであった。 山田風太郎『忍法剣士伝』より引用
  • こんどは春梅が、応伯爵にとってなぞのような妖しい微笑をうかべた。 山田風太郎『妖異金瓶梅』より引用
  • それは男なら、ずーんと骨の髄までしびれてくるような妖しい蠱惑こわくの精であった。 山田風太郎『忍びの卍(まんじ)』より引用
  • 明成だけはたしかに以前のようなあやしい精気にみちて、また乗物に身を入れた。 山田風太郎『柳生忍法帖(上)』より引用
  • 僕の両の掌には、蛇にでも触ったような妖しい触感だけが、いつまでもハッキリと残っていた。 海野十三『深夜の市長』より引用
  • 麻貴先輩は、ゾクッとするようなあやしい笑みを浮かべていた。 野村美月『文学少女シリーズ10 “文学少女”見習いの、初戀。』より引用
  • 場所が場所だけに、さすがの俊助も、狐につままれたようなあやしい驚きに打たれたが、相手の驚きはそれ以上だった。 横溝正史『双仮面』より引用
  • 内部頭脳は巨大な半球型の機械・電気頭脳であって、ギラギラと眼を射るようなあやしさに輝いていた。 E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』より引用
  • それにもかかわらず、と風間は女にからまれて困惑と怒りのないまぜになった青い炎の立つような妖しい表情を見せて立っているジョニーを見つめながら考えた。 栗本薫『翼あるもの1』より引用
  • 凶暴な放射能で地平線は陽炎かげろうのようなあやしい光を放っていた。 アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』より引用
  • 朱に燃える紅葉には、どこか女を狂気にかりたてるような妖しさが潜んでいるのかもしれない。 渡辺淳一『メトレス 愛人』より引用
  • おぬいは誘うようなあやしい笑いを浮かべ、市兵衛をみている。 藤沢周平『暁のひかり』より引用
  • しかも、この心臓を鷲づかみにするようなあやしさは? 山田風太郎『海鳴り忍法帖』より引用
  • たとえどのような死に方をし、死後いかなる秘密が曝露ばくろされても、人々に「さもあらん」とうなずかせるようなあやしいふしがあった。 山田風太郎『忍法行雲抄』より引用
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