やや暫く

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  • 当惑して立ちつくしていることやや暫く、すると中から声がありました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 二度目に気合の声があったのは、それからやや暫く後のことでした。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • ユリ子さんは、首をうなだれて聞いていたが、ややしばらくして顔を起した。 福永武彦『加田伶太郎全集』より引用
  • そしてやや暫くして彼女は、孝太郎の方は見ないで口早にこう云った。 豊島与志雄『囚われ』より引用
  • 兄も私もやや暫く足をとどめて長い葬式の列をやり過さねばならなかつた。 中戸川吉二『イボタの虫』より引用
  • やや暫く経ってから、私は足音を忍ばすようにして自分の部屋へ上って行った。 宮本百合子『一つの出来事』より引用
  • やや暫く芝の上にいましたが、もう芝の下の地の冷えが感じられます。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • それからバスで前の西武線の駅へ来てやや暫く待ち合せ帰途に着いた。 中里介山『武州喜多院』より引用
  • 彼の男は困ってなげくような所作をしていて、やや暫くしていった。 蒲 松齢『偸桃』より引用
  • やや暫くの間は思慮分別を失って恍惚うっとりと突っ立ったままになっていた。 久生十蘭『魔都』より引用
  • 蓮香はかなしそうな顔をして聞いていたが、やや暫くして別れて帰ると言いだした。 田中貢太郎『蓮香』より引用
  • やや暫くたって障子の外から呼ぶ声で、一同が息を吹き返したようなものです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 婢が出ていってからやや暫くして、戸外そとでひそかに笑う声がした。 蒲 松齢『嬰寧』より引用
  • そしてやや暫くその形で、すなわち倒れたままで槍を構えた形でじっと身動きをしません。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 駕籠はやや暫くというもの、ぽつねんと置き据えられたままでありました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • やや暫く、足の方は小止みもないのにかかわらず、言葉がつづかない。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • やや暫くかかって漸くすくい上げて見ると、大きな塩鮭程なのでしょう。 石井研堂『大利根の大物釣』より引用
  • 彼女は室内にはいったが、やや暫くして出て来た。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 云われるままに元の円座へ庄三郎は座を組んだが、やや暫くは物を云わない。 国枝史郎『神州纐纈城』より引用
  • やや暫くして初めの女がまた来て、そっと言った。 田中貢太郎『西湖主』より引用
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