もはや取り返し

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  • 戦士を捨てたことはもはや取り返しがつかないにもかかわらずだ。 ベニー松山『隣り合わせの灰と青春』より引用
  • もはや取り返しようもない子としての悔恨は、彼の心に深い傷痕を残した。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 彼が遭難者たちはもはや取り返しのつかないことになっていると考えていることは誰にも感じられた。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』より引用
  • もはや取り返しのつけようもないときになってはじめて公爵夫人はこの拙劣さに気がついた。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』より引用
  • ゆえにもし不適当なる場所に資本をおろしたならば、もはや取り返しはつかないのである。 相馬愛蔵『私の小売商道』より引用
  • もはや取り返しのつかない、私たちの三十代前半の日々。 竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 04巻 裏腹なる don't look back』より引用
  • 私の肌はますます乾燥し、小皺はもはや取り返しのつかないほど深くなっていった。 林真理子『初夜』より引用
  • 由佳理の精神は、昭和十一年に発生した二・二六事件を境に、もはや取り返しのきかないところまで崩壊した。 荒俣宏『帝都物語3』より引用
  • 人間というものは、もはや取り返しがつかなくなって初めて、一番大切なことに気づくものなのだ。 森瑤子『恋愛論』より引用
  • そこに、中西の悔いが残っているけれども、もはや取り返しがつかぬことであった。 池波正太郎『雲ながれゆく』より引用
  • 弥江子は、もはや取り返しのつかないところへ、自分がやって来ていることを知った。 赤川次郎『やさしい季節 下』より引用
  • その掌のぬくもりを感じながら、僕はもはや取り返しのつかない悪党になったことを実感する。 渡辺淳一『シャトウ ルージュ』より引用
  • おそらく両親にしてみれば瀬島のような男と付き合い始め、再び妊娠でもするようなことがあればもはや取り返しのつかないことになる。 楡周平『マリア・プロジェクト』より引用
  • その存在に気がついた時、人は初めて、もはや取り返しのつかぬ領域に自身が足を踏み入れていることを 思い知るのだろう。 深草小夜子『悪魔の皇子 アストロッド・サーガ』より引用
  • しかし大旋風という予期せぬ事態にぶつかったとき、もはや取り返しはつかなくなっていた。 荒俣宏『帝都物語2』より引用
  • 彼の手が彼女の上に加えたおびただしい愛撫あいぶによって、この肉体は、もはや取り返しもつかないほど、違ってしまったのだ。 森瑤子『アイランド』より引用
  • この上なく不愉快に感じたのは、きのうはまだほとんど夢みたいな出来事のように思われ、もう実現してしまったこととはいえ、それでもまだありえない出来事のように思われていたことを、もはや取り返しのつかない既成の事実として次第に認めないわけにいかなくなってきたことである。 ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(下)』より引用
  • その手がそこをつかんだ瞬間に、おなじようにはっと心臓をとめる決定的なもの、もはや取り返しのつかぬ最終なるものがあったのだ。 マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』より引用
  • 私はこの言葉を、深い共感と、もはや取り返しのつかない悔恨の思いの中でしみじみと聞いたが、若い二人の胸にどれだけ響いたか、大いに疑問だった。 森瑤子『恋愛論』より引用
  • あごやら腹やら二の腕やらに、もはや取り返しのつかないほどダボダボとついた贅肉ぜいにくが悩みの種である。 中村うさぎ『屁タレどもよ!』より引用
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