ものを土台

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  • 前もって断っておくが、あなたは私が強制されて書いたものを土台に話している。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • 既知のものを土台にしてのみ、未知のものが了解され、衝撃を与える。 山口昌男『道化的世界』より引用
  • 字に書いたものを土台にして調べるという場合には、すぐこんな問題に打突ぶつかるのであります。 橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』より引用
  • これはアメリカ陸軍が使用していたものを土台にしたもので、陸上部隊ならば四角をベースとし、枠内に兵科を、上部に部隊規模を示すものとなっている。
  • 野球を通じて学んだものを土台に、これからもっともっと、人間としての器量を大きくしていかなければ、と思う。 江川卓『たかが江川されど江川』より引用
  • 和算は理論としては支那のものを土台として、これを改造同化したのであるが、しかも支那で見ざる方面に発達し、応用の才を現わしている。 三上義夫『文化史上より見たる日本の数学』より引用
  • 片方かたっぽうの都合のいいように途中で設けられた道徳以上に、私どもは人の心が完全に発展して行けば必ず其処に達せねばならぬというものを土台にした道徳にって安住致したい。 与謝野晶子『離婚について』より引用
  • しかもこのようなデータは基本的に、それぞれの小教区ごとにつけられていた台帳に司祭たちが記入したものを土台に計算された数字だから、そうした定住者の世界からはずれてしまった者たち、一九七〇年代から歴史学や社会学でマルジノー marginaux とよばれている者たちは、しばしばカヤの外なのだ。 福井憲彦『時間と習俗の社会史 ―生きられたフランス近代へ』より引用
  • アメリカ式のショートケーキは日本式に見られるスポンジケーキではなく、「ビスケット」と呼ばれるパンとケーキの中間のようなものを土台にしている。
  • 思えば、私は、志賀先生もおっしゃっていらっしゃるように、コピーや写しから入りましたが、年もとりましたし、これからは今まで学んだものを土台に、自分のものを強く打ち出した作品をつくってゆきたいと思います。 斎藤隆介『職人衆昔ばなし』より引用
  • つまり、良寛さんといふりつぱなお坊さんがじつさいにゐて、その人の書き残したものや、その人について書かれたものもいろいろあつて、私はそれらのものを土台にして書けばよかつたのです。 新美南吉『あとがき』より引用
  • 理由はともあれ、チュートン騎士団の団員たちはこの階層の原住民を征服し、自分たちが地球に残してきたものを土台にした社会を築き上げた。 P・J・ファーマー『階層宇宙の創造者』より引用
  • 単に雲雀が揚がるのが面白いとして揚雲雀を見る人と、そこに深い、人生に対するある心持というものを土台において、その土台の上において揚雲雀の揚がるのを見る人とは、同じ揚がり具合を観察する上においても大変な相違があると思われる。 高浜虚子『俳句の作りよう』より引用
  • それとも、むしろ、君が手紙のなかで無意識に漏らしているように、多くの批評家の容赦なき意見を、ことに、新劇関係者相互の論難というようなものを土台にして、もうこれはダメだ、と絶望しかけているのではありませんか? 岸田国士『あるニュウ・フェイスへの手紙』より引用
  • 多年、明国で研究してきたものを土台に、祖国の陶器やきもの工芸に一生面をひらこうとした理想も中途で終ってしまったし、梨琴とのあいだにした子の育つのも見ずにってしまったのである。 吉川英治『新書太閤記(一)』より引用
  • インダー族の家屋は藻や水草が集まってできた浮き島を集めたものを土台としており、その上に湖岸の土や固定の泥を載せて水中に沈め、浮き島に杭を立てて家屋を建てる。
  • ウオッカやブランデーをうすめたものを土台とするが、ポートやクリミヤ梨、クリミヤりんご、桜んぼなどの酒も使うおいしい酒である。 坂口謹一郎『古酒新酒』より引用