もっと早くから

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  • また別説として、土豪安威氏とこの地域の結びつきの古さを考えるならば、本格的な城郭ではなかったものの、居館としてもっと早くから存在していたのではないかという説もある。
  • ネロに攻められ、侍女と二人で湯に浸りつつペトロニユスの死んでゆくときのあのローマも、このような湯の中の美しさはなかったであろうと感慨も豊かになり、私はなお女の足を見ながら、時間は相当前からつづいていたのだからもっと早くから眺めていれば良かったと残念に思っていた。 横光利一『夜の靴』より引用
  • そんな鉄則を、もっと早くから肝に銘じておいたなら、まだ彼には救いがあった。 虚淵玄『Fate/Zero Vol.1 「第四次聖杯戦争秘話」』より引用
  • この記事からひるがえっ向島むこうじまと江戸文学との関係を見ると、江戸の人は時代からいえば巴里人よりももっと早くから郊外の佳景に心附いていたのだ。 永井荷風『夏の町』より引用
  • 知っていたら、もっと早くから買っていたのにと残念そうなお吉の口ぶりに笑いながら、るいの部屋へひき上げて来て、そこで香ばしい煎茶せんちやが出た。 平岩弓枝『御宿かわせみ 07 酸漿(ほおずき)は殺しの口笛』より引用
  • 暗示的なゲニウスはもっと早くから文献に現れている。
  • わしも実はそうなんだが、これは本当は、いよいよ老い先短くなってから思うもんじゃない、もっと早くから思うべきことじゃなかったかと、ま、わしは最近、やっと今になってそう思いはじめたわけよ。 筒井康隆『わたしのグランパー』より引用
  • 愛しているのなら、たとえ、相手が結婚した立場であろうとも、もっと早くから親身になって相談に乗り、不埒な夫から、実力ででも奪い返すべきだったのである。 南里征典『武蔵野薔薇夫人』より引用
  • そんなら、もっと早くから言えば何か方法もあったのに、いまさら、そんな事を言い出しても無理だとは思ったが、とにかく私は控室から料理屋の帳場に電話をかけた。 太宰治『佳日』より引用
  • この忌わしい迫害のしくみが、もっと早くから中止されていたら、かれらを再犯に陥れた行政的な拘置処分を受けないですんだであろう。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(3)』より引用
  • この朴戦に向けて、もっと早くからスパーリングをする必要があったのだが、どうしてもパートナーが見つからなかった。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
  • リハを始めるのも遅いし、こんな大きな足場を作るんなら、もっと早くから作り始めないと間に合わないでしょ。 来楽零『ロミオの災難』より引用
  • ステレオ投影は、ヒッパルコスとクラウディオス・プトレマイオスに知られていたが、おそらくもっと早くから古代エジプトでも知られていた。
  • 現在わたしたちは、氷河期のはじまりをおよそ五十万年まえとしているが、両極では恐るべき惨禍がもっと早くからはじまったにちがいない。 ラヴクラフト全集4『07 「狂気の山脈にて」』より引用
  • アン・レナルトについてこの事実をもっと早くから知っていたら、ローカライザーがらみのペテン行為は延期していたかもしれない。 ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』より引用
  • もとより藤吉郎の胸には、もっと早くからうなずけていた。 吉川英治『新書太閤記(二)』より引用
  • 当局は、伊藤律の自供に基き、アメリカの日本領事館に照会して「キタバヤシトモ」と記載されていることを知ったと云うが、実はもっと早くから判っていたのである。 松本清張『日本の黒い霧(上)』より引用