もう夕刻

18 の用例 (0.00 秒)
  • 仏事が終ったのが八ツ下りで、この季節、陽はもう夕刻の気配をみせている。 平岩弓枝『御宿かわせみ 29 初春弁才船』より引用
  • 外へ出るともう夕刻、平次は昼飯を食い損ねたことに気が付きました。 野村胡堂『銭形平次捕物控 05』より引用
  • マンションの前まで来ると、もう夕刻だというのに運送屋の小型トラックが駐まっていて、何やら荷物を積み込んでいた。 明野照葉『輪(RINKAI)廻』より引用
  • 女房は、娘をとりあえず私の兄と懇意の外科病院に入院させ、そのあと入院生活に必要なものをデパートに買いに行ってまた病院に寄り、やっと家に戻ってきたのはもう夕刻近くであった。 北杜夫『マンボウ響躁曲 地中海・南太平洋の旅』より引用
  • 両人は全力をあげて能率的に互いを助け合ったつもりだったが、現場についたのは、もう夕刻であった。 丘丘十郎『地球発狂事件』より引用
  • しかし、ああしかし、その三方ケ原の北端ほくたんをのぞんだ時には、もう夕刻ゆうこくとはいいがたい、すでに夜である。 吉川英治『神州天馬侠(三)』より引用
  • 源三郎と別れて東吾が大川端の「かわせみ」へ戻って来たのは、もう夕刻で、一日中歩き廻った汗を流してるいの居間で飯になる。 平岩弓枝『御宿かわせみ 05 幽霊殺し』より引用
  • 目ざめたときは、もう夕刻になっていた。 池波正太郎『火の国の城 上』より引用
  • もう夕刻近かつたと覚えてゐるが、妙に眉毛がかゆく、私はぼりぼりと掻きながら自分の部屋へ這入つた。 北条民雄『発病』より引用
  • もう夕刻で、宵闇に包まれ始め、ぼくはコートのポケットに手を突っ込んで、所在なく小雪の降るのをみつめていた。 梶尾真治『百光年ハネムーン』より引用
  • 気が付けばもう夕刻近かった。 酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』より引用
  • そして眼が覚めたら、もう夕刻だった。 西尾維新『傷物語』より引用
  • もう夕刻であった。 海野十三『四次元漂流』より引用
  • もう夕刻近いころ、伴天連フロイス、昼顔、曾呂利伴内の一行は、包囲陣から堺の町の方へ向って歩き出した。 山田風太郎『海鳴り忍法帖』より引用
  • しかし、もう夕刻である。 水上勉『雁の寺・越前竹人形』より引用
  • だいたいもう夕刻前だ。 暁works『るいは智を呼ぶ② 花城花鶏』より引用
  • もう夕刻に近かった。 海野十三『火薬船』より引用
  • もう夕刻ゆうこくだ。 賀東招二『フルメタル・パニック!08 燃えるワン・マン・フォース』より引用