まったく切り離さ

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  • 構造は能のそれのように、三方の見所からはまったく切り離されていた。 夏目漱石『行人』より引用
  • 河の両岸には多数の支流が出て、そのあるものの場合には支流は本流とまったく切り離され、森林中に姿を消してしまっている。 ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』より引用
  • あの家で毎日彼女が過す二時間は、他の時間とはまったく切り離された時間、別個な時間、独立した時間を形づくっていた。 ケッセル/堀口大學訳『昼顔』より引用
  • 警視は、世間からも、市民からもまったく切り離されたような気がして、そのいらだたしさを隠そうともしなかった。 クイーン/石川年訳『ローマ劇場毒殺事件』より引用
  • ところが、この絵の場合はだね、文明からまったく切り離されたタラヴァオの山奥のね、しかも汚ない原住民の小屋の中に、だれがこの驚嘆すべきすばらしい絵を予想したろうか? モーム/中野好夫訳『月と六ペンス』より引用
  • セックスそのものは、生殖からまったく切り離されているのに、セックスにまつわるモラル、考え方は百年前と同じことで、しかもこれは、人間存在の根底にかかわることがらのように目されている。 野坂昭如『錬姦作法』より引用
  • すると父君は、その水差しを取り上げて立ち上がり、御殿からまったく切り離された小房をお選びになり、中には、その銅の水差し以外に何ひとつ家具を置かれず、そして断食し、黙想し、かくしてあの若い娘らのからだに近づくにふさわしくなろうとて、そこにおこもりになりました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 03』より引用